![鮎の友釣り 天糸について](https://baku-peco2316.com/wp-content/uploads/2023/05/0529-1.jpg)
こんにちは
ばくぺこです
田植えも終わり、心置きなく釣りに行ける状況になりました
歩行田植え機は足にキツイですね
まぁ鮎釣りシーズン前のトレーニングと思えばいいか・・・
さて、今回は鮎釣りの仕掛けの天糸についてです
天糸も素材違いで色んな種類が出てますので
特徴や使い方について書いていこうと思います
天糸の素材はナイロン、フロロ、PE、ハイテク素材
ナイロンは伸び率が高く、感度は劣るがショック吸収に優れる
伸びます
ぐにーーん
といった感じです
そのため感度は比較的良くないです
しかし、野鮎の強烈な引きを吸収する能力は高いので
やり取りに慣れてない人や、細い仕掛けを使っている場合は頼れる存在です
特に細いナイロン糸は伸び率が高いので使う場合は注意です
どこかの記事で書きましたが掛かった鮎を引き抜く時に伸びて、抜きづらくなります
フロロは程よく伸びて、程よく感度が良いバランスタイプ
ナイロンと比べると伸び率が低く、糸質は硬めになります
そのためナイロンと比べると感度は良いし
程よく伸びるので、そこそこのショック吸収性能はあります
![](https://baku-peco2316.com/wp-content/uploads/2023/07/0529-4-1.jpg)
私が使っているのは主にサンライン製のフロロ天糸でオレンジ色で視認性が良いです
何かに特化した性能は無いですがバランスが良いので
どの水中糸に合わせても、その水中糸の良さを引き出してくれると思います
使う竿も、硬くても柔らかくても、それなりに対応してくれるので
どの天糸を使って良いか分からない方はフロロにしとけば、とりあえずOKな感じです
![ばくぺこ](https://baku-peco2316.com/wp-content/uploads/2023/05/4159ece35c29b32ab227aaab9ffa520d.gif)
私がメインで使用している天糸はフロロ!
PEは伸びが少なく感度に特化したタイプ
伸び率が少ないため感度伝達に優れた天糸です
感度が良いと
- オトリが野鮎に追われた時
- サカサ鈎が外れている時
- ラインが石に触れた時
等々
色んな情報が手元に伝わってきやすくなるので
状況の把握が容易になります
状況が把握出来れば、その対策を立てる事が出来るので
結果として野鮎を多く掛ける事が出来ます
2023年の鮎釣り雑誌を見てると名手の方々はPEの天糸を使っている方が多いです
みなさん感度の良さを重視しているんですかね?
でもPEは伸びが無い分、ショック吸収能力は低いので
やり取り中の竿の角度や竿をひん曲げる強さの調整なんかが
ナイロンやフロロよりも繊細にやらないとライン切れに繋がりそうだなー
と思っています
そのため、大物釣りでは使う人は少ないかもしれませんが
引きがそんなに強くなく、ライン切れの心配が少ない小型~中型の数を釣る釣りでは
PEの天糸が支持されるのかもしれません
人によっては天糸全てをPEで構成するのではなく
天糸をPEとフロロを組み合わせているっていうパターンもあります
今はPEの天糸が流行りっぽいので
今シーズンはちょっと使ってみようと思っています
ハイテク素材などの天糸も感度重視の伸び率低めの糸
最近はハイテク素材の天糸も何種類か出てます
ポリアリレートとかエステルなどの素材を使った天糸の事です
PEとは違い、糸にコシがあるので
風が強い時に糸フケが出にくいなどの特徴があったりしますが
伸びにくいという特性はPEと同じなので
感度重視の天糸となります
感度は重視してるけど、PEはコシが無いので
使いづらいという人には良いかもしれませんね
まだ出ている種類は少ないですが
今後進化したものが色々出てくるのか、はたまた消えていくのか
今後の各メーカーさんが、このジャンルに力を注ぐのかどうか注目したい所です
天糸の役割は「仕掛け長さの調整」と「仕掛けバランスの調整」
長さ調整は「折り返し」が主流
仕掛け長さの調整は主に「折り返し」でやっている方がほとんどだと思います
天糸を折り返して、編み込み部分を移動させる事により長さ調整が出来るやつです
![](https://baku-peco2316.com/wp-content/uploads/2023/05/0529-5.jpg)
ピンクの部分が編み込み部分で、これを移動させることによって長さが調整できます
下の図のような感じです
![](https://baku-peco2316.com/wp-content/uploads/2023/05/0529-6-800x320.jpg)
これにより
- 長さの違う竿を使う時
- 仕掛けの作り直しで水中糸から下部分の長さが変わった時
などに自分が扱いやすい長さに調整出来ます
これ最初に考えた人はマジで凄いと思います
この長さ調整機能が天糸の重要な役割の一つになります
この機能は今の鮎釣りでは標準仕様ですね
仕掛けバランスの調整も重要な役割
これも天糸の重要な役割です
メインの仕掛けの特性は水中糸の種類になるんですが
その水中糸の特性をより尖らせたり、丸くしたりする事が出来ます
一例がこちら
仕掛け特性 | 天糸 | 水中糸 |
---|---|---|
超伸び伸び仕様 | ナイロン | ナイロン |
伸び伸び仕様 | フロロ | ナイロン |
バランス仕様 | PE | ナイロン |
高感度仕様 | フロロ | メタル系 |
超高感度仕様 | PE | メタル系 |
組み合わせは色々あるので、とにかく試してみる事です
竿との組み合わせや糸の号数でも変わってくるので難しいトコですが
ある程度、糸の特性が分かっていれば大体どんな使用感かが想像出来ると思います
時には尖がった特性の組み合わせをしてみると意外な発見があったりするかもしれません
天糸を上手く組み合わせて理想の仕掛けバランスに調整しよう
水中糸を替えちゃうと、どうしても特性が大きく変わってしまいます
その点、天糸を変える事によって特性を微調整する事が出来るので
「この水中糸でもう少し感度が欲しいなー」
といった状況をカバーしてくれるのが天糸の良い所だと思います
また、仕掛けの長さの微調整も快適な使用感を左右するので
これもカバーしてくれるのが天糸です
仕掛けのメインの性能にはなりませんが、頼れるサポートアイテムなので
上手く使って快適な鮎釣りをして欲しいと思います
では以上で今回の話題は終了!
また次回お会いしましょう
またね
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