2023年シーズンの鮎釣りでメインロッドとして大活躍だった
がま鮎ダンシングマスター
軽量柔軟で、非常に良かったロッドなんですが、発売してすぐ買った訳ではありません
- 軽量ロッドは折れやすいというイメージがあった事
- 軽量ロッドでは大きな鮎が掛かった時に対応できないと思っていた事
以上の理由があったからです
軽量ロッドに対してこのようなイメージを持っている方は結構いるんじゃないでしょうか?
少し強めのロッドが安心感があるし、大型が取りやすい方が良いに決まってる
私はそういう考えで軽量ロッドを敬遠していました
しかし「軽量ロッドって実は良いのかな?」と思い始めて、以下の点を検証するべくダンシングマスターを買った訳です
- ホントに野鮎がよく掛かるのか?
- 竿のタメ性能はどんな感じか?
- 折れそうと感じる事はあるのか?
- 操作性はどんな感じか?
当記事では軽量柔軟ロッドであるダンシングマスターをワンシーズン使って私が実感した、軽量柔軟ロッドの凄さを解説していきます
この記事を読めば軽量柔軟ロッドの性能の凄さと魅力が分かりますので、軽量柔軟ロッドの事が気になってる方や、今より釣果をUPさせたい方は是非最後まで読んでみて下さい
ホントに野鮎がよく掛かる
ホントに鮎がよく掛かります
よく鮎が掛かるという事は、オトリが野鮎にアタックされやすいという事なんですが、その理由を私はこう考えています
- オトリを引いた時に竿の柔軟性のおかげで弱りにくい、つまり元気に泳ぐ時間が長く野鮎からアタックされる機会が増える
- オトリを引いている時も過度に力が掛からない分、自然な泳ぎに近く、野鮎にアタックされやすい
強い力で引っ張られたオトリは不自然な状態になって、野鮎からの反応が悪くなるし、あっという間にオトリが弱るよ!
ちょっと強めの竿だとオトリを引く時に弱らせないように結構神経使うんですが、柔軟なロッドだと、割と雑に引いても大丈夫だったりします
軽量ロッドは楽に繊細な操作が出来てしまうので、そもそも雑な操作になりにくいというのもあります
野鮎にアタックされやすい自然な泳ぎを引き出せるのも軽量柔軟ロッドの魅力
オトリに掛かるテンションをいい具合に勝手に調整してくれるような感覚
特に「ちょっと引きすぎかな?」というような時に、竿が上手くオトリに掛かる負荷を吸収して、オトリが自然な泳ぎをできるようにサポートしてくれます
ダンシングマスターのような柔軟な調子の竿を使うと竿がテンションの調整をしてくれているのが、よく分かりますね
以上のように
軽量柔軟ロッドは野鮎にアタックされる機会をより増やしてくれるため、「よく掛かる」ロッドだと言えるでしょう
竿のタメ性能は予想以上に凄く、引抜も楽に出来る
軽量柔軟ロッドで心配だったのが竿のタメ性能
軽量柔軟ロッドを敬遠している人はタメ性能を不安視している人が多いんじゃないでしょうか?
私もダンシングマスターを持った時に、その軽さから「これをひん曲げて大丈夫か?」と竿のパワーに関しては、あまり期待はしていませんでしたが
軽量柔軟ロッドの割にタメ性能が非常に優秀
竿を結構曲げても全然怖くない
野鮎が掛かった時に少し頼りない感覚があると思っていましたが、全くそんな事は無く余裕で耐える事ができます
最近の軽量柔軟ロッドの性能の高さを実感しました
引抜も思った以上に楽
使っていてトロ場~早瀬程度の流れではパワー不足を感じる事は全然ないし、多少時間は掛かりますが、割と強めの流れの中からでも掛けた鮎を寄せて引き抜けます
普通に使っていて折れそうと感じる事は無い
- ノサれたような状態から強引に引き抜く
- パワーロッドのように振り子抜きをする
- 根掛かりした時に強めに竿をあおる
とかしない限り折れる事は無いんじゃないでしょうか?
でもダンシングマスターって「折れやすそう」ってイメージ持ってる方って多いんじゃないかと思います
その理由は発売時にカタログに記載されてたコレ
コレを見たら「折れやすい竿なのかー」ってみんな思いますよね・・・
私も皆さんと一緒で、そう思いました
しかし強引な事をしなければ何の心配もなく使えます
逆に強引な事をすればどんなロッドでも簡単に折れる
これは間違いないです
パワーロッドであってもです
実際私は今までに鮎ロッドを2回折っていますが、どちらもパワーロッドでやらかしています
- 根掛かりした時に強めに竿をあおってしまった
- 掛かり鮎を下竿から強引に引き抜こうとした
「パワーロッドだから大丈夫だろう」と強引な事をしたため折ってしまったという悪い例
カーボンロッドの取り扱いは丁寧にするのが基本!
強引な事をしなければ軽量柔軟なロッドだからといって神経質にならなくても大丈夫
竿を曲げる時も「ギュン!」といった急激な操作で曲げこむのではなく
「ギューーーーー」といった感じで段階的に竿を曲げれば平気なので、しっかり曲げて竿の性能を引き出しましょう
操作性は最高
やはり操作性は軽量ロッドが最高
軽いと操作に力がいらないので楽なのです
一般的なロッドやパワーロッドでは集中力が必要な繊細な操作が簡単にできるようになります
指で竿が持てて、指で操作ができる
それが繊細な操作が簡単に出来る要因ですね
繊細な操作が可能だと
- 高水温でオトリが弱りやすく、繊細な操作が必要な状況
- オトリの姿勢を細かく変えないと掛からないシビアな状況
このような状況下で圧倒的に有利になります
軽量柔軟ロッドを使っていれば、他の人が苦戦する中、自分だけ入れ掛かりなんて事もあるかもしれませんよ
軽量ロッドは疲労軽減効果が高い
とにかく疲れにくい
野鮎を掛ける事においては以下のように好循環になります
- 軽いから疲れない
- 疲れないから集中力が持続する
- 集中力が持続するから繊細な操作が可能
- 繊細な操作ができるから、オトリが弱りにくいし、適正なテンションを保つ事が可能
- 結果、野鮎がよく掛かる
軽量ロッドを使った事が無い人は是非使ってみて欲しいですね
「鮎釣りってこんなに楽に出来るんだ・・・」と実感できますよ!
オススメ軽量柔軟ロッド3選
軽量柔軟かつ8.5mで操作抜群!これ絶対楽に釣りが出来る!って竿を紹介します
どれもシビアな状況で大活躍する事間違いなしの竿です
がまかつ がま鮎ダンシングマスターM 8.5m
現在私が持ってるのはMHタイプですが、野鮎を掛ける事に関してはMタイプの方が上
重量も169gと超軽量、細身なので風切り性能が高いのも特徴
ダイワ 銀影競技ZD 8.5m
全てのメーカーの8.5mの鮎竿の中で最軽量の167g
全身ソリッドと言われる程の超軽量繊細胴調子
シビアな状況での極細仕掛けも安心
シマノ スペシャル競(きそい)FW LIGHTSTINGER 8.5m
シマノの8.5m竿では最軽量の173g
7本継ぎにする事により、よりしなやかに曲がる調子にしているとの事
硬さランクはH2.0とシマノの鮎竿の中で最も柔らかい調子
まとめ:軽量ロッドは後期の大鮎狙い以外は問題なく使える汎用性の高いロッド
軽量ロッドは楽だし、よく掛かるし、タメ性能も問題ないし、思った以上に汎用性が高いロッドです
さすがに後期の大鮎をキツイ流れの中で狙うには向いていませんが、それ以外の状況なら大体対応できるんじゃない?というのが、今シーズン軽量ロッドを使ってきて感じた事です
今後は軽量柔軟ロッドをメインロッドとして使い、後期の大鮎はパワーロッドを使うといったパターンになりそうです
その理由は操作性と疲労軽減効果
この2点のおかげで、楽に鮎釣りが出来て釣果もUPするとなれば使わない理由が無いですよね?
今まで軽量柔軟ロッドを使った事が無い方は、是非使って性能の凄さを実感してみて下さい!
釣果は必ずUPしますよ!