
磯釣りで必要な「撒き餌」を入れるためのアイテムである
バッカン
この「バッカン」なんですが色々種類があって
カタログをいくら見ても
- 最初にどのサイズを買ったらいいの?
- ハンドルが付いてる物とショルダーベルトの物とどう違うの?
- セミハード素材と普通の素材はどう違う?
など分からない事が多いと思います
釣り具屋で聞けば色々教えてくれるんですが、テキトーに選んでしまう方も多いと思います
私も最初は良くわからなかったのでテキトーに買って、使いにくくて買い直しました
この記事では磯釣りを始めて20数年の私が
磯釣りを始めた当初、失敗して買い直しながら色々なサイズを使って来た経験から、最初の1個に買うべきバッカンのサイズと違う大きさのバッカンの活用方法を解説していきますので
これからバッカンを選ぼうと思っている初心者や、違うサイズのバッカンの活用方法を知りたい方にとって役に立つ記事となっています
是非この記事を読んで自分に合ったバッカンを選んで快適な磯釣りをして欲しいと思います
先に結論ですが、最初に買うべきは40cmサイズのハンドル式のセミハードorハードバッカンです
今まで使ってきた中で一番使いやすく、私もメインで使用するサイズ
エサだけ入れるなら36cmサイズで十分ですが、エサに加えてエサバケツや水汲みバケツも入れたりするので大きめが便利なのです
40cmサイズを中心にエサや道具の量に合わせて前後のサイズのバッカンを組み合わせて使う事により、荷物をコンパクトにまとめる事ができるようになります
最初に買うべきは40cmサイズのハンドル式のセミハードorハードバッカン

こんなタイプです
サイズ表記は各メーカーで若干違ったりしますが、どのメーカーもサイズが「40cm」だったり、品番に「40」と表記があれば40cmサイズのバッカンだと思ってください
「セミハード」または「ハード」仕様の物はその様に商品名や商品の説明書きに表記があるので分かると思います
エサを入れるためのバッカンでは一番大きなサイズとなります
1つ下の36cmサイズは使いやすい大きさだけど、エサ+配合餌+その他道具を入れようとすると少し小さくて、私は結局40cmサイズを使うようになりました
「大きくてかさばる」と言う人もいるかと思いますが、今までの経験上1つ持つなら沢山物が入る大きな物が使い勝手が良いので、メインで使うバッカンを買うなら40cmサイズ一択です
ハンドルタイプは「成型」と「ロープ&チューブ」があるがどちらでもOK


ハンドルは大きく2種類ありますが、どちらでも問題ないので好みのメーカーやバッカンの機能を優先して選べば良いと思います
ハンドルは硬い「成型タイプ」と「ロープにチューブを被せたタイプ」のハンドルがあります
荷掛けチャランボなんかに引っ掛けて使うならロープ&チューブタイプがバッカンが安定して良いんですが、その使い方をする場面は少ないし、成型ハンドルの物でもチャランボに掛けれるので、どちらのタイプを選んでも大きな問題はありません
バッカン素材はセミハードorハードタイプの物がオススメ
バッカンの素材はセミハードまたはハード素材の物が良いでしょう
理由は撒き餌杓で餌を掬ってバッカンの側面で固める際にやりやすいからです
ノーマルタイプはバッカン側面が柔らかくて、この作業が少々やりにくい
セミハードとハードタイプは値段は高いですが、撒き餌杓で撒き餌を固める作業性を考えると買う価値はアリです
現在ノーマルバッカンを使っていて、撒き餌を固める作業がしにくいなら「バッカンボード」というアイテムがあります
それを使えば買い替えなくても撒き餌を固める作業がしやすくなるので、ノーマルバッカン使用の方は「バッカンボード」の使用を検討しても良いと思います
ハンドルタイプとショルダーベルトタイプのメリット、デメリット
バッカンは持ち運ぶために
- ハンドル
- ショルダーベルト
が付いていますが、それぞれ特徴がありますので解説をしていきます
ハンドルタイプ

ハンドルタイプのバッカンを使っている人の方が圧倒的に多いです
各メーカーのラインナップを見てもハンドルタイプが主流です
理由はハンドルタイプの方が持ちやすいからだと思います
ちょっとの距離を持って移動するのに向いています
メリット
- 2つのハンドルを合わせて持つので安定感は抜群
- ある程度重量が合っても持ちやすい
デメリット
- 特に思いつかないのでナシ
ショルダータイプ

ハンドルタイプと比べると使っている人は少ないですが、ショルダータイプのバッカンは根強い人気がありますね
メリット
- 肩に掛けれるため重たい荷物でも楽
- 肩に掛けれるので重たい荷物を車から渡船乗り場まで距離があっても割と楽に運べる
- 手が空くので、空いた手で別の荷物が持てる

車から渡船乗り場まで荷物を持って歩く場合に、空いた手で別の荷物を持てるので
往復しなくてもよかったりするのは助かる
デメリット
- 手で持つ時と肩に掛ける時で最適なベルトの長さが違うため、長さ調整が必要
手で持つならベルトは短い方が持ちやすいですが、それだと肩に掛ける事ができない
かと言って肩に掛ける最適な長さにすると、手で持つのがやりにくくなってしまいます
「手で持つ時は短くして、肩に掛ける時は長くすればいいじゃないか!」と思うかもしれませんが、長さ調整なんて面倒臭くて、いちいちやってられません
違う大きさのバッカン活用法
基本的に1ランク下のサイズのバッカンが重ねて収納出来る仕様になっているので、この仕様を利用して釣りから帰る時の荷物の数を減らすようにしています
道具の数が減ると車にも積みやすいし、持ち運びの手間も減って楽になります


上の図は45cm→40cm→36cm→33cmと収納してます
私は実際に以下のようにサイズ違いのバッカンを活用しています
釣りに出掛ける時
- 36cmのバッカンに配合餌を入れる
- 40cmのバッカンにオキアミ+サシエバケツ+水汲みバケツ等を入れる
釣りに行く時は2つに分ける事でそれぞれのバッカンの重量を軽くする事ができるので、渡船での荷物の受け渡しが楽になるようにしています

渡船から磯の荷物の受け渡し時の安全性を考えると、1つ1つの荷物の重さは出来るだけ軽くする方が良い
帰りの時(エサは使って無くなるという想定)
- 36cmのバッカンにサシエバケツ+水汲みバケツ等を入れる
- 40cmのバッカンに36cmのバッカンを収納 → 見た目40cmのバッカン1個になる
このようにして帰りの荷物の個数を減らせるので非常に便利です
収納出来るバッカンのサイズ関係は以下のとおり
バッカンサイズ | 収納出来るバッカンサイズ |
---|---|
36cm | 33cm |
40cm | 36cm |
45cm(キーパーバッカン) | 40cm |
バッカンは33cm、36cm、40cm、45cmと展開がありますが
45cmは魚を生かしておくための「キーパーバッカン」と呼ばれるバッカンに展開されているサイズです

45cmのキーパーバッカンと40cmのバッカンを組み合わせている方も結構見かけます
45cmのキーパーバッカンには配合餌や色んな道具を沢山入れれるので、荷物の多くなる磯泊り釣行などは、こっちの組み合わせの方がオススメです

釣行の種類にに合わせて組み合わせるバッカンの大きさを変える事により、快適に荷物を持ち運びできるようになるよ!
オススメのバッカン3選
最後にオススメのバッカンを紹介していきます
バッカンはとても丈夫で耐久性が高く、長く使えるアイテムのため、多少高くても良い物を買った方が良いというのが持論です
ダイワ トーナメント バッカンFH40(C)
特徴は2つのハンドルが合体する仕様の「合体ハンドル」
ハンドルをまとめるのにベルトが要らないので便利です
シマノ リミテッドプロ バッカン (ハードタイプ)
これも合体する仕様の「ガチットハンドル」を搭載
ダイワと同じくハンドルをまとめるベルトが不要
このバッカンは所持していますが、ハンドル合体機能は便利で使い勝手がいいです
マルキュー パワーバッカンセミハードTRⅦ
特徴はハンドル素材がロープ&チューブである事
そのためチャランボに掛けるのに適しているのと、持った時に成型ハンドルタイプと比べて痛くなりにくい
2世代ぐらい前のタイプを使っていますが長く使っているとハンドルのチューブ部分がねばねばしてくるので、その点はイマイチです
現行モデルは改良されている事を期待しましょう
まとめ:40cmサイズのバッカンを中心に、用途に合わせて違うサイズを買い揃えよう
40cmサイズのバッカンを買えば、大体の状況で大活躍します
しかし磯釣りをやっていく中で
- もう少しエサを持って行きたい
- 釣った魚を生かしてキープしておきたい
といった状況が出てくるので、その状況に合わせて36cmサイズのバッカンだったり、45cmサイズのキーパーバッカンを買って40cmサイズのバッカンと組み合わせれば重ねて収納できて非常に使いやすいと思います
まずは40cmサイズのバッカンを買って使ってみて、自分の釣りスタイルに合わせて違うサイズのバッカンを買い揃えて使いやすい組み合わせを見つけてみて下さい!
