【3年使用ガチレビュー】アンファッジUN1000/1050の耐久性と性能はどんな感じ?釣りとスノボにおすすめの高機能アンダーウェアを評価!
2024.12.21更新
- UN1000/1050は値段が高いけど性能はどうなの?
- UN1000/1050の耐久性が気になる
- UN1000/1050はどのような人におすすめなのか知りたい
アンファッジから発売されている高機能アンダーウェア「UN1000/UN1050」。アンダーウェアとしては少々値段が高く、気軽に買って試すのにはハードルが高い商品なので、気にはなるけど買うのを躊躇している人は多いんじゃないでしょうか?
私は2021年の10月にUN1000とUN1050を購入し、それから毎年秋〜春までの期間に結構な頻度で釣りとスノボで3年間使い続けています。
この記事では3年間使い続けているUN1000/UN1050の性能と耐久性についてガチレビューしていきます。
UN1000/UN1050の性能・耐久性・使うのに適した場面が分かる内容となっていますので、UN1000/UN1050の購入を考えている人や、値段に見合った性能があるのか気になっている人は最後まで読んでみて下さい。
UN1000/1050は値段に見合った性能と耐久性がある
トップスのUN1000とボトムスのUN1050共に約11,000円もする高額なアンダーウェアですが、
- 適度な保温性
- 軽量で肌触りが良い
- 伸縮性があり運動時に動きを妨げない
- 吸汗発散性が高く、汗冷えしにくい
- 洗濯機で繰り返し洗ってもへこたれない高い耐久性
- スノボ・釣り・普段着と、使える場面が多い
というように、機能的・耐久性に優れて使えるシーンが多いので価格分の価値はあると私は思っています。
私は毎年11月〜翌年4月ぐらいまで週に2、3回着るということを繰り返して3年経ちますが今のところ特別へたってきたと感じることはないですね。
UN1000/1050は薄くて軽い生地ですが耐久性は高い。
運動をして汗をかくことを基準に設計されているので透湿性重視の薄い生地で保温性はあまり高くないです。しかし、フリースなどのミドルレイヤーと組み合わせると意外と暖かくて寒い環境にも対応できるし、アウターレイヤーとUN1000だけで暖かい時期にも使えるので、UN1000/1050は幅広い環境で衣服内環境を快適に保ってくれるアンダーウェアと言えます。
暑がりで多く汗をかく人に最高の性能
UN1000/1050をおすすめするのは「暑がりで多く汗をかく人」。
理由は以下の3点。
- 汗をかいた時にデコボコした裏地で肌に張り付くのを防いでくれる
- 汗を素早く吸収発散するので汗をかいた後も汗冷えしにくい
- 生地が薄く通気性が良いので暑くなっても上着を脱げばすぐにクールダウンできる
UN1000/1050は汗をかいた時と汗をかいた後の快適性が他のアンダーウェアより優れていると感じます。
他のアンダーウェアはUN1000/1050みたいに裏地がデコボコしていないものが多く、汗をかいた時にどうしても肌に張り付きやすく不快になります。しかし、UN1000/1050はデコボコの生地で肌への張り付きを抑えてくれるので、汗をかいた直後の快適性はUN1000/1050が優れていますね。
吸汗発散機能も優秀で、汗で濡れても素早く拡散してウェア内をドライに保つことで汗冷えを防いでくれますし、暑くなった時も上着を脱げば抜群の通気性であっという間に体とアンダーウェアの間にある熱気を放出してクールダウンできます。
暑さや汗の不快感を解消したい人にとってUN1000/1050は大きな味方となってくれるでしょう。
スノーボードでは通気性の良いフリースのミドルレイヤーと組み合わせれば全ての場面で快適に使える
ボトムスはオールシーズン組み合わせは変えませんが、トップスは気温に合わせて組み合わせを変えてウェア内の温度・湿度が快適になるように調整します。
トップスの組み合わせ
UN1000は常に着用して、ミドルレイヤーとアウターを着たり着なかったりで調整します。
- シーズン序盤や3月以降の暖かい時・・・【UN1000+アウター】または【UN1000+フリース】
- ハイシーズンの寒い時・・・【UN1000+フリース(気温に合わせて1枚か2枚)+アウター】
ミドルレイヤーのフリースは薄手と厚手の2種類を持っておくのがおすすめ。気温に合わせてフリース1枚にしたり、2枚にしたりすることで幅広い状況に対応できます。
ミドルレイヤーにフリースを着用する理由はウェア内の温度と湿度調整がしやすいから。激しく動いて暑くなった時はアウターのジッパーを開けてやれば、フリースとUN1000の通気性の良さですぐにウェア内の熱気を放出することが可能です。
ダウンウェアは保温性は高いですが通気性がイマイチで、暑くなった時のウェア内の温度・湿度調整がしづらいので私はスノーボードでは使いません。
ダウンウェアは運動時に使うのではなく、休憩中や運動量が少ない場面で使うのがおすすめです。
ボトムスの組み合わせ
ボトムスはオールシーズン【UN1050+プロテクター+アウター】の組み合わせです。
ボトムスはお尻と膝のプロテクターがあれば、リフトに乗っている時とゲレンデで膝をついた時の冷たさが大幅に軽減できるのでミドルレイヤーは不要だと思っています。
スノーボードではUN1000/1050をオールシーズン着用
滑っている時は暑い、リフトに乗ると動かないので寒い。この繰り返しのスノーボードはアンダーウェアの性能が非常に重要なので、私はUN1000/1050をいつも着用しています。
UN1000/1050を着用しておけば発汗による不快感と汗冷えを心配することなく、思い切りスノーボードを楽しむことが可能です。休憩で暖房の効いたレストハウスに入った時にアウターを脱いですぐに衣服内の温度と湿度を調節できるところも良いですね。
釣りは秋〜春に大活躍
UN1000/1050は通気性が良く、適度な保温力で秋・春に使いやすく、アウターとミドルレイヤーを上手く組み合わせることで厳寒期も使うことが可能です。
朝夕と日中で寒暖差がある秋と春に使い勝手が良い
朝と昼の寒暖差がある秋と春は
- 朝夕の寒い時は適度な保温性で寒さを軽減
- 日中気温が上がっても通気性が良いのですぐにウェア内の温度・湿度調整ができる
という性能を持つUN1000を着ていれば一日中快適に過ごせるので秋と春の釣りにはもってこいのアンダーウェア。私の場合、秋と春はボトムスのUN1050はあまり出番はありませんが寒がりの方にはおすすめです。
冬は保温性が高いアウターとミドルレイヤーを組み合わせて使う
UN1000/1050は冬に使うならアウターとミドルレイヤーを保温性が高いものにすることをおすすめします。
理由は釣りはスノーボードと比べて運動量が少なく寒いから。
運動して汗をかくことを基準に設計されているUN1000/1050は保温性はあまり高くないので、保温材入りのアウターやミドルレイヤーを2枚にしたりして保温性を確保します。
もし、魚とのやり取りや船からの荷物の積み下ろしで暑くなって汗をかいても、UN1000/1050は汗冷えしにくく快適に過ごせるので寒い時を基準にしてレイヤリングをすればよいでしょう。
普段着として秋〜春まで快適に使える
私はUN1000/1050は普段着としても着ています。理由は着ていて気持ちがいいから。
高いアンダーウェアだから普段使いはもったいないと思う方もいると思いますが、私は良い物はなるべくたくさん使いたいと思っているので使える場面では使いまくりです。
気温20度以下ぐらいから着用するようになり、暖かい時は1枚だけで過ごしますし、寒くなってきたらスウェットやセーターやシャツなどを上に着込むようにしています。
ストレッチ性能が高く、適度な保温性があるので翌日にスノーボードや釣りに行く時は寝巻きとして着ておけば、快適に眠れるのと同時に翌朝そのまま上着を着て出発できるので非常に便利。
日常使いでも非常に快適なので、UN1000/1050を持っている方は普段着としても使ってみることをおすすめします。
着圧タイプではないので疲労軽減効果はない
UN1000/1050は運動する場面でよく使われている着圧タイプのコンプレッションインナーと違い、筋肉のブレを抑制し疲労を軽減する機能はありません。汗をかいた時の快適性や体の動きを妨げないようにする性能を重視して設計されているアンダーウェアになります。
疲労軽減効果はないですが、着ている時の締め付け感は全くなく快適なので、コンプレッションインナーの締め付け感が苦手な人にとってUN1000/1050は良いアンダーウェアになるでしょう。
2024年モデルのUN1000/1050のラインナップ
2024年モデルは
- ”袋型”から”100%リサイクル素材を使った箱型”のパッケージに変更
- 新たにXXLサイズが追加
の2点が2023モデルと異なる点です。
24 UN1000 Crew Neck Underwear(トップス)
カラー:ブラック/ネイビー
XS | S | M | L | XL | XXL | |
---|---|---|---|---|---|---|
前着丈 | 58 | 60 | 62 | 64 | 66 | 68 |
後着丈 | 63 | 65 | 67 | 69 | 71 | 72 |
肩巾 | 38 | 40 | 42 | 44 | 46 | 48 |
バスト | 42 | 44 | 46 | 48 | 51 | 55 |
胴囲 | 41 | 43 | 45 | 47 | 50 | 52 |
袖丈 | 51 | 52 | 53 | 55 | 56 | 57 |
袖巾 | 17 | 18 | 19 | 20 | 20 | 21 |
裾口 | 43 | 45 | 47 | 49 | 52 | 54 |
目安となる身長 (平均体型の場合) | 150cm | 160cm | 170cm | 175cm | 180cm | 190cm |
24 UN1050 Bottom Underwear(ボトムス)
カラー:ブラック/ネイビー
XS | S | M | L | XL | XXL | |
---|---|---|---|---|---|---|
ウェスト | 32 | 34 | 36 | 38 | 40 | 42 |
ウェスト(伸び) | 52 | 54 | 56 | 58 | 60 | 62 |
ヒップ | 47 | 49 | 51 | 53 | 55 | 57 |
股上 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
股下 | 65 | 67 | 69 | 71 | 73 | 75 |
太腿 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
裾囲(裾口) | 11 | 11 | 12 | 12 | 14 | 14 |
目安となる身長 (平均体型の場合) | 150cm | 160cm | 170cm | 175cm | 180cm | 190cm |
本製品では、”POLARTEC PowerGrid”を使用。あらゆる運動でかいた汗を素早く吸収発散します。山岳では激しい運動と休憩を繰り返しています。どれだけ気温が低くても汗をかいています。常に肌に触れるアンダーウェアが汗で濡れたままでは、休憩中などに急速に体温を奪っていきます。そんな休憩中でも優れた吸汗発散性を持つUN1000は体を冷やすことはありません。裏地がグリッド状に起毛しているため肌触りも良く、高機能グリッド構造のファブリックは常に快適な環境を維持します。
unfudge ONLINE STOREより引用
UN1000/1050ともにユニセックスモデルです。
サイズの選び方で平均体型の場合の目安となる身長が記載されていますが、各身長ごとの平均体型がどのくらいなのか調べても分かりませんでした。なので、記載されている身長を基準に自分が太っていると思えば1サイズ上を選んで、自分が痩せていると思えば1サイズ下を選べばいいんじゃないかと思います。
ちなみに私は身長174cmで体重57kgでUN1000とUN1050両方Mサイズで丁度良いです。
モンベル ジオラインM.W.アンダーウェアと比較してみる
私は
- モンベル ジオライン M.W.アンダーウェア
- モンベル スーパーメリノウール M.W. アンダーウェア
- モンベル スーパーメリノウール EXP. アンダーウェア
- アンファッジ UN1000/1050アンダーウェア
の4種類のアンダーウェアを使っています。
その中で使うシーンが似ていると思われるモンベルのジオライン M.W.アンダーウェアを選んで比較してみました。
保温性
- UN1000/1050・・・通気性が良いので保温性はあまり高くない
- ジオラインM.Wアンダーウェア・・・少し生地厚があり保温性が高い
UN1000/1050は生地が薄めで通気性が良いので1枚で着ると寒さを感じます。上に防風性能を備えたアウターやフリースなどを着ると意外と暖かいので、着るウェアの組み合わせによって保温性を発揮してくれます。
ジオラインM.Wアンダーウェアは生地厚はUN1000/1050より厚め。1枚で着ても暖かいです。通気性はUN1000/1050には劣りますが、保温性は高いので寒がりの人はジオラインM.Wアンダーウェアを選ぶ方がいいかもしれません。
着心地
- UN1000/1050・・・ふわっとした軽い着心地で着ていることを忘れる
- ジオラインM.Wアンダーウェア・・・滑らかで気持ちの良い肌ざわり
UN1000は軽量でジオラインM.Wと比べると25gほど軽く、着てみると重量差以上に軽く感じます。
どちらともMサイズを着用していますがUN1000/1050は肌とウェアとの間がゆったりとしているタイプで、モンベルのジオラインM.W.アンダーウェアは多少体にフィットするタイプ。
どちらも着心地は良いのですがUN1000/1050の軽い着心地は独特の気持ち良さを感じます。
伸縮性
- UN1000/1050・・・よく伸びるので激しい動きをしても全く突っ張らず快適
- ジオラインM.Wアンダーウェア・・・伸縮性は良いがUN1000/1050と比べると劣る
伸縮性は両者ともにありますが、UN1000/1050は非常に高い伸縮性で運動時に全く突っ張らないのでアンダーウェアの存在感を感じさせません。
ジオラインM.Wアンダーウェアの伸縮性が低い訳ではなく、UN1000/1050の伸縮性が凄すぎるだけなのでジオラインM.Wアンダーウェアを着ても伸縮性に不満を感じることはないでしょう。
汗をかいた時の快適性
- UN1000/1050・・・肌にあたる面が凹凸してるので肌に張り付かず快適
- ジオラインM.Wアンダーウェア・・・肌に当たる面がフラットなのでベタつきを若干感じる
UN1000/1050の特徴である肌に当たる面がデコボコした形状は汗をかいた時の快適性が抜群。吸汗発散機能も優れているので汗冷えもしにくく運動量の多いスノーボードや秋、春の少し気温が高い時の釣りに最適。
ジオラインM.Wアンダーウェアは肌に当たる面がフラットなので汗をかいた時に少し肌に張り付く感じがあるので、多少不快感を感じますが、吸汗発散機能は高いので汗冷えはしにくいです。
値段
価格(税込) | |
---|---|
UN1000 | 11,220円 |
UN1050 | 11,330円 |
ジオラインM.WラウンドネックシャツMen’s | 4,730円 |
ジオラインM.WタイツMen’s | 4,620円 |
ジオラインM.WラウンドネックシャツWomen’s | 4,620円 |
ジオラインM.WタイツWomen’s | 4,400円 |
アンファッジのUN1000/1050はモンベルのジオラインM.W.アンダーウェアの2倍以上の値段。
しかし、UN1000/1050が高いのではなく、ジオラインM.Wアンダーウェアが安すぎだと思います。近年の値上がりが多い中で「この値段で大丈夫か?」と心配になってしまうような値段なのがジオラインM.Wアンダーウェアです。
ジオラインM.Wアンダーウェアは超コスパの良いアンダーウェアなので試しやすい
比較結果まとめ
私の独断と偏見で5項目に分けて★1〜3で評価を付けると以下のような結果になりました。
UN1000/1050 | ジオラインM.W | |
---|---|---|
保温性 | ★ | ★★ |
着心地 | ★★★ | ★★★ |
伸縮性 | ★★★ | ★★ |
汗をかいた時の快適性 | ★★★ | ★★ |
値段 | ★ | ★★★ |
比べてみるとそれぞれ重視している機能が違うのが分かると思いますが、アンダーウェアとしてはどちらも高性能なので、予算・求める性能・使う頻度を考えた上で選べば良いでしょう。
まとめ:UN1000/1050は高価だが使える用途が多く、使える期間が長いのでコスパ良しのアンダーウェア
UN1000/1050は値段はそれなりにしますが、
- 汗をかいた時の快適性
- 動きを妨げない非常に優れた伸縮性
- 適度な保温性
により、アウトドアから普段着まで使えて、着れる期間も秋〜春と長く大活躍するコスパ抜群のアンダーウェア。UN1000/1050を着ればウェア内を色々な場面で快適に保ってくれるので、ぜひ使ってその性能を体験してみてほしいと思います。