【鮎釣り初心者向け】鮎ベルトの種類とおすすめの使い方を徹底解説!

【鮎釣り初心者向け】鮎ベルトの種類とおすすめの使い方を徹底解説!
  • ベルトの種類が多くてどれを選べばいいか分からない
  • ベルトを買ったはいいけど、どう使うのか分からない
  • マナーケース、オモリポーチ、タモスルーは付けた方が良いの?

鮎ベルトはメーカーによって色々な機能が付いていますが、カタログやホームページでは詳しい使い方やおすすめの使い方の記載がないので、どのように使って良いか分からない人もいるんじゃないでしょうか?

私は鮎釣りを始めてから、20数年の間に色々なベルトを使いながら、自分が使いやすいようにするためにはどうすればいいかを試行錯誤してきました。

この記事では鮎ベルトの使い方や付属品をどうセットしたらいいかを解説していきます。

この記事を読めば、鮎ベルトの使い方が分かり、自分が使いやすいようにカスタマイズできるようになります。

鮎ベルトを活用して快適に鮎釣りをしたい人は最後まで読んでみて下さい。

鮎ベルトは大きく3種類に分かれる

2024年時点で鮎ベルトのタイプは3つに分かれていると思っています。それぞれのタイプの特徴について解説していきます。

シンプルタイプ

センターバックルで止めるシンプルなタイプの鮎ベルトです。

引舟や鮎タモの尻手ロープなどを取り付けるためのD環が2~4個ぐらい付いていて、タモスルーやマナーケース、オモリポーチが付属するものもあります。

ウエスト周りのスペースに余裕があるのでオモリポーチ、マナーケースなどを自分が好きな位置に取り付けることができるのがメリット。

流れに立ち込んだ時は下流側のD環に引舟を付けた方が楽に踏ん張れるので、右岸に立つ時は右足側のD環に付けて、左岸に立つ時は左足側のD環に付けるというようにした方が良いです。

頻繁に左岸と右岸を行き来する時は引舟の付け替えが多少面倒に感じることもありますが、ベルト周りに付けるアイテムの位置を好みに合わせて使いやすい配置にできるのでシンプルで使い勝手の良いベルトになります。

ばくぺこ
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シンプルなベルトは使いやすく愛用者が多い印象。

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スイングベルトタイプ

ベルトが2重になっていて、外側のベルトに付いているD環に引舟をつないでおくと、川の流れに合わせて引舟をつないでいるD環が下流側にスライドするようになっているベルトです。

ダイワの鮎ベルトはスイングベルトタイプを多くラインナップしていますね。

メリットは

  • 常に下流側から引っ張られる形になるので少ない力で踏ん張ることができること
  • 左岸と右岸の立ち位置に合わせて引舟をつなぎ変えなくてもいいので楽

の2点。

上の画像のように常に下流側から引っ張られるようになるので、踏ん張るのも楽だし、左岸右岸の立ち位置変更をしても自動で下流側から引っ張られるようにD環がスライドするので引舟の付け替えが不要になります。

釣りをしている最中に引舟のつなぎ変えのことを考えなくていいので釣りをすることに集中できるようになりますね。

デメリットは

  • スイングベルトがあるためオモリポーチなどを付ける場所に制限がある
  • ベルトが2重になるので、ベルト周りがゴチャゴチャする

の2点。

特にウエストが細い人はベルト周りに付けれるアイテムが制限されます。

私のウエストサイズ(約70cm)ではタモスルーを取り付けるスペースは全くありません・・・

ウエスト周り70cmの人と90cm人を比較すると、20cmもウエスト周りのスペースに差があるので、ウエスト90cmの人が余裕で3つのアイテムをベルトに付けれても、ウエスト周り70cmに人は2つしか付けれなかったりします。

スイングベルトの固定位置を調整してスペースを確保することもできますが、それでもウエスト周りが細いと確保できるスペースが少ないことは変わりません。

ベルトは2重になっているためベルト周りは少しゴチャゴチャします。そのため、ベルト周りをスッキリさせたい人には不向きだと感じますね。

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引舟ホルダースライドタイプ

ここ近年で出てきた新しいタイプの鮎ベルト。

ベルトは1本しかありませんが、バックルの位置をサイドに設定し、引舟ホルダーがベルトをスライドするようにしたベルトになります。

スイングベルトタイプとシンプルベルトタイプの良いところを合わせたようなベルトです。

ウエスト周りのスペースにも余裕があり、オモリポーチなどの付属品も好きな位置に付けることができます。

唯一の弱点は引舟ホルダーがスライドするとオモリポーチなどの付属品の取付位置がズレてしまうこと。オモリポーチなどの付属品の位置を固定して使いたい人にはストレスになるかもしれません。

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鮎ベルトのカスタマイズ例

私が思う、ベルト周りのカスタマイズの例を紹介します。

人によって好みがあるので、自分で試してみて使いやすい方にすると良いでしょう。

ベルト周り集約タイプ

ベルト周りにマナーケース、オモリポーチ、ドリンクホルダーを付けるスタンダードなタイプです。

シンプルタイプのベルトを使っている人は、このタイプの人が多いように感じます。

鮎タモの尻手ロープはベルト背面のパッドにD環があれば、それにつなぎましょう。

背面のパッドにD環がなければ、タモを刺す側部分のD環につなげば邪魔になりにくいです。

メリットは色々なタイプのアイテムを付けることができる点。

オモリポーチはマグネットで開閉できるものや、オモリの大きさ別に収納できるものを選ぶことができ、マナーケースは1室タイプのものから2室タイプ、ライン巻き取り機能を備えた物まで取り付けることができるので、好みに合わせて選べる良さがあります。

デメリットは特になし

ベルト周りにアイテムを集約して困ることは特にないので、最初はマナーケースとオモリポーチはベルトに取り付けるのがおすすめです。

ベルト周りシンプルタイプ

ベルト周りはドリンクホルダー、引舟、タモをつなぐだけというシンプルなスタイル。

ベルト周りに付ける付属品を極力減らしたい人におすすめのタイプです。

オモリポーチやマナーケースはベストに付けるタイプに変更します。ベルト周りはスッキリしますが、ベスト周りが少しゴチャゴチャするようになります。

メリットはベストに付いているため取り出したり収納することがやりやすいこと

特に鮎ベルトが水没する水深まで立ち込んでいると、オモリポーチからオモリを取り出したり、マナーケースに使用済みの掛け鈎を入れたりする作業がしづらくなりますが、ベストの胸の位置ぐらいにオモリホルダーやマナーケースがあれば水中に水没してしまうことはあまりないので、ほとんどの状況で使いやすいです。

デメリットはベストに付けるタイプのオモリホルダーやマナーケースはコンパクトなものが多いので、収納力はベルトに付けるタイプのものに劣り、選択できるアイテムも少ないこと。

特にベストに付けるマナーケースはかなりコンパクトなので、掛け鈎を何回か入れると掛け鈎に付いているハリスが邪魔になって掛け鈎を入れようとしても、うまく入らなくてストレスを感じることはありますね。

ベストにマナーケースとオモリを格納できるケースを装備。

私は背バリ、オモリ、掛け鈎を収納できるケースを愛用しています。

使っているケースはタックルインジャパンの【クイックフックチェンジャープラス】というアイテムです。別記事で詳しく紹介していますので、興味のある方は読んでみて下さい。

【鮎釣りおすすめアイテム】 手返しUPの強い味方 クイックフックチェンジャープラス

マナーケースはとてもコンパクトなもので、私が使っているのはタックルインジャパンの【ポケットフックダスト】というアイテムです。

ばくぺこ
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コンパクトで収納力はないけど、1日釣りをする分には全く問題なし!

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鮎タモの抜き差しが楽になる「タモスルー」はあった方がいいのか?

各メーカーが出しているタモを抜き差ししやすくするためのアイテム。「タモホルダー」とか「タモスムーサー」という名称が付いています。

私が実際に使ってみた感覚では、タモスルーは不要

なぜなら劇的にタモが抜き差ししやすくなる訳ではなく、多少抜き差ししやすい程度だと感じたからです。

鮎ベルトをウエスト周りに合わせてタイトに調節しているか、ルーズに調整しているかでもタモスルーの効果は変わってくると思いますが、私は「あったほうが絶対に良い!」と言えるレベルではなかったですね。

特に鮎ベルトのウエスト周りをダイヤルで微調整できるものであれば、タモの抜き差しのやりやすさをベルトで調整できるので、タモスルーは不要なんじゃないかと思っています。

ばくぺこ
ばくぺこ

タモスルーは立ち込んだ時に水流の抵抗で多少抜けやすくなるので、立ち込むなら必ず尻手ロープを付けてタモを紛失しないようにしましょう。

鮎釣り初心者にはシンプルタイプのベルトに付属品をベルトに集約するのがおすすめ

シンプルタイプのベルトをおすすめする理由は

  • ベルト周りがスッキリしているので仕掛けが絡むトラブルを減らせる
  • 引舟がつないであるD環があまり動くことがないので、引舟のロープが邪魔になりにくい

からです。

スイングベルトタイプはベルトが2重になっているので、仕掛けが引っ掛かったり、絡んだりするリスクは高くなります。

ベルト周りにあるスイングベルトや引舟のロープが邪魔になりスムーズにオトリ交換ができなくなることが考えられるので、最初はベルト周りがスッキリしているシンプルなタイプの鮎ベルトが良いでしょう。

引舟をつないでいるD環の位置が大きく動かないことも初心者にとっては重要だと思っています。

スイングベルトタイプやホルダースライドタイプのベルトは引舟がつないであるD環の場所が動きます。そのためオトリ交換時に引舟のロープが邪魔になったり、オトリ鮎を送り出す時にロープを上手くかわして送り出すことも必要になったりします。

ばくぺこ
ばくぺこ

スイングベルトやホルダースライドのベルトは、ある程度鮎釣りに慣れてからの方がトラブルなく使えると思う。

付属品をベルト周りに集約する理由は

  • マナーケースは容量が大きく入れやすいので初心者に使いやすい
  • ベルトに付けるマグネット式、ファスナー式のオモリポーチはこぼれ落ちるリスクが少ない

の2点。

一連の動作に慣れていない初心者にとって使いやすくトラブルが少ないアイテムを使うのは重要です。

鮎釣り歴がある程度ある人なら自然と対応できるようなことでも、初心者にとってはトラブルの元になってしまうので、極力シンプルで使いやすいベルト周りにして、上達したらスイングベルトやベストに付けるタイプのマナーケースなどを試してみましょう。

トラブルが少ないベルト周りにすることが重要

慣れた人にとって便利な機能でも、初心者にとっては使いづらい機能であることもあります。

まずはこの記事で紹介したおすすめのシンプルなベルト周りを試してみて欲しいと思います。

そして上達してオトリ交換や仕掛けの扱いに慣れてきたら1つずつアイテムを変えて、使用感が自分合っているかを試してみるのが良いでしょう。

ベテランの鮎釣り師さんがいるなら、ベルト周りについての考え方を聞いてみるのも勉強になります。

トラブルを極力少なくするためのベルト周りだったり、効率を重視するためのベルト周りだったりと色々な考えでアイテムを選択しておられるので、その考え方を参考に自分が使いやすいベルト周りを見つけて快適な鮎釣りを送って欲しいと思います。

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