釣りってとても楽しい遊びで時間を忘れて没頭してると思いますが、釣りが終わった後って異常なぐらい疲れていることはありませんか?
- 釣りをしたあとにくる、体のいろいろな所の疲労感をなんとかしたい
- 釣りのあとの車の運転がしんどすぎる
- 翌日の仕事が疲労感でツライ
このように感じている人が多いと思います
釣りは屋外での遊びになるので
- 直射日光を浴びる
- 強い風を受ける
- 不安定な足場で常に足に力をいれている
といったことにより非常疲れます
疲れている状態だと仕事中にミスをしたり、車運転中に事故をおこしたりして自分だけでなく、周りの人に迷惑をかけてしまうかもしれません
私も釣りのあとの車運転中に何度もヒヤリとした経験があるので、疲労対策は必ずするべきだと実感しています
私自身磯釣り、鮎釣りの疲労に悩まされながら20年以上色々対策をしてきて、今でも「もっと釣りの疲労を軽減できないか?」と考えています
ここでは釣りによって起こる「疲労の症状別の対策法」と「翌日の疲れを軽減するための対策」について伝授していきます
この記事を読めば釣りの疲れを軽減する方法がわかるようになるので、今より快適な釣りが出来るようになると同時に翌日に疲れが残りづらくなります
釣りの疲労は適切に対処すれば必ず軽減できます
釣りの疲れに悩まされている人はぜひ最後までこの記事を読んでみて下さい
釣りの疲労対策(症状別6選)
ここでは釣りをすることによって起こる疲労の対策法を6つの症状別に解説してきます
- 腰痛
- 肩こり
- 足のだるさ
- 目の疲れ
- 紫外線を浴びることによって起こる「紫外線疲労」
- 体の冷えによる疲労
症状1. 腰痛
腰痛の原因は釣りの種類によって異なると思いますが
- 重いクーラーボックスや重い荷物の持ち運び
- しゃがんだり、中腰の姿勢を取ることが意外と多い
の2つが挙げられるので、それぞれの対策について解説していきます
対策1. 重いクーラーボックスや重い荷物は小分けにして軽くすべし
重い荷物に対しての対策は荷物を小分けにして1つ1つの荷物を軽い状態にすることです
クーラーボックスやバッグの中にパンパンに物を入れないようにしよう!
重たい荷物を船釣りや磯釣りで船に積む時はとても疲れるし、腰を痛めるリスクも高くなります
磯釣りでは船⇒磯、磯⇒船への荷物の受け渡しがあるので、荷物が重たいと安全面でもよくありません
荷物の数は増えてしまってもいいので、1個あたりの荷物が軽くなるように心がけましょう
対策2. しゃがんだり中腰になる回数が少なくなるような道具を使う、サポートタイツの着用
対策としてはしゃがまなくてもよくなるような道具を使うことです
磯釣りなら
- バッカンからサシエを取る時 ⇒ ベストに付けれるサシエ入れや餌ポールを使う
- 撒き餌杓で撒き餌をすくう時 ⇒ 長い撒き餌杓を使う
というようにしゃがんだり、中腰にならないような道具を使いましょう
ベストに付けるサシエ入れや餌ポールは以下の記事で詳しく紹介しています
【手返しUP&疲労軽減】磯釣りのおすすめサシエ入れ がまかつ 競技用サシエ入れ GM1415
餌を付ける時はサポートアイテムで疲労軽減できますが、釣った魚を外す時などはどうしてもしゃがんだり、中腰になってしまうので、そこはサポートタイツを着用してカバーすると効果的です
すでに腰に痛みがある場合はコンパクトなコルセットや骨盤ベルトを使うのもおすすめ
症状2. 肩こり
肩こりも釣りをしているとよく起こる症状で、原因としては
- いつ来るか分からないアタリに備えて常に力が入っている
- 道具は入って重くなったベストやライフジャケットの着用
の2つが考えられます
対策1. 適度にロッドを置いて休憩する
ロッドを持ってアタリを待っている時は集中して気を張っているので、常に力が入るのはしょうがありません
なので対策としてはロッドを置いて休憩するということが重要です
時々肩をぐるぐる回して動かすのもいいですね
休憩して体と頭をリセットすると釣果が上がることが多いので、適度な休憩は釣果に結び付くということも覚えておこう
対策2. ベストやライフジャケットに入れる道具は必要最小限にする
ベストやライフジャケットに入れる道具は必要最小限の精鋭部隊にすることが重要
重たいベストやライフジャケットは肩への負担が大きく肩こりにつながるし、色々な道具を持っていると選択する時に迷うことが多くなり良いことはありません
重いベストで体への負担が増えると集中力も低下してしまうので、身に着ける物は「なるべく軽く」を意識しよう
症状3. 足のだるさ
私が考える足のだるさの原因は
- 不安定な場所で踏ん張って立っていたり、移動を繰り返す
- フットウェアが足にフィットしていない
この2点になります
不安定な場所での釣りというのが足の疲労の大きな原因ですが、フットウェアが合っていないと足の疲労がより大きくなってしまいます
対策1. コンプレッションタイツやソックスを着用する
不安定な場所で立っていたり、移動するのは足に負担がかかるもの
足にかかる負担はコンプレッションタイツやソックスでカバーしてあげましょう
疲労軽減効果に加えて股関節、膝、足首をサポートする機能が付いているものもあるのでケガの防止にも有効です
コンプレッションウェアは人によって合う合わないがあるので、家で試しに何時間か着用して問題なければ釣りに使うようにしよう
対策2. フットウェアはピッタリフィットするものを選ぶ
ぴったりフィットしているフットウェアは足に余計な力が入らず疲れにくくなります
フィットしていないとフットウェアの中で足がズレて動くので、その動きを止める動作が必要になって足の負担が増えてしまうんですが、フィットしているとズレて動くことがないので足の負担が軽減されるのです
ピッタリとフィットするフットウェアを手に入れる手順としては
- 実際に使う靴下を履いて店頭でフットウェアを試し履きして、ある程度フィットするものを購入
- インソールの交換で細かいフィット感を調整する
という方法がおすすめです
釣りは足場が斜めの所ですることが多いので、使用する靴下の足裏にシリコンラバーが付いて滑りにくいものにすると、より楽に踏ん張ることができて疲れにくくなります
今使っているフットウェアが大きくてフットウェアの中で足が滑って動くようなら、インソールとソックスを変えるだけでフィット感がかなり変わるので試す価値あり
症状4. 目の疲れ
釣りではウキなどの仕掛けや水面を集中して見ることが多く、目の疲れを感じている人は多いんじゃないでしょうか?
私の考える目の疲れの原因は
- 偏光サングラスをかけていない
- 偏光サングラスをかけているが、レンズにひずみがある
の2つですね
対策1. 釣りをするなら偏光サングラスは必ず着用する
釣りをする時に偏光サングラスをかけないことはマイナス面が多すぎるので、偏光サングラスは着用は必須です
偏光サングラスをかけないことによるマイナス面は
- まぶしくて目が疲れる
- 紫外線から目を保護できないので白内障などのリスクが高くなる
- 水面下の状況が確認しづらいので釣りの戦略が立てにくい
というように体と釣果に悪影響が出ます
自分にとって偏光サングラスは釣りの必須アイテム
もし偏光サングラス忘れたら釣りがまともにできなくなります
対策2. ひずみの少ない高性能な偏光サングラスを使用する
偏光サングラスのレンズでイマイチな性能のものはレンズにひずみがあり、長時間着用していると頭痛やめまいなどの症状がでてしまいます
正直疲れるというレベルではなく体に悪影響が出てしまって釣りどころではなくなるので、偏光サングラスのレンズは高くても高品質なものを選びましょう
「おすすめのレンズはどれ?」と言われたら【タレックス】のレンズ一択です
偏光サングラスは大切に使えば10年以上使い続けることができるので、1つ高性能な偏光サングラスを4万円ぐらいで買ってもコスパは良いです
偏光サングラスについては別記事で詳しく解説していますので、興味のある方は読んでみて下さい
【釣りの必須アイテム】偏光サングラスの必要性と効果を徹底解説
症状5. 目に紫外線を浴びることによって起こる「紫外線疲労」
屋外で日光を浴びていると運動量が多くないのに疲れてしまいませんか?
その原因は紫外線
目は紫外線をうけると、それが脳に伝わり活性酸素が大量に分泌され、その活性酸素の影響で全身的な疲労感を引き起こしてしまうのです
紫外線は皮膚の日焼けと全身疲労に影響するのでしっかり対策しましょう
対策. 紫外線をカットするためのウェアやサングラスを着用し、日焼け止めを使う
紫外線から身を守るためには
- 地肌を出さないようなウェアの着用
- 目を紫外線から保護するためのサングラスの着用
- 地肌が出る部分には日焼け止めの使用
この3点を実施することが必要になってきます。
紫外線による日焼け対策については別記事で詳しく解説していますので、興味のある方は読んでみて下さい。
【釣りの日焼け対策】日焼けを防ぐ対策とおすすめアイテム5選を紹介!
症状6. 体の冷えによる疲労
寒い時期の釣りや、水中に立ち込む釣りでは体が冷えて疲労がたまりやすくなります
体が冷えると疲れる理由は、人間の体は体温を保つために身体に力が入り普段より体力を使ってしまうためです
体の冷えを軽減するにはレイヤリングが重要
具体的には以下の方法になります
対策1. インナー、ミドラーを適切に選ぶ
特に重要なのは「インナー」で保温性がありながら汗冷えしにくい高機能なものを選ぶこと
理由は荷物の積み下ろしや魚とのやり取りで意外と汗をかく機会があるからです
保温性が高くても汗をかいたら冷えて寒くなってしまうようでは使い物になりません
高機能インナーはアウトドアメーカーや釣具メーカーから発売されているので、その中から選ぶようにしましょう
ミドラーは日中に暑くなるようならフリース、1日を通して寒いようならダウンジャケットを着用し、暑ければ脱いで寒ければ着るというようにして調整します
対策2. ホッカイロ、ヒーター付ベストを使用する
手っ取り早く寒さを解消しようと思ったらホッカイロ、ヒーター付ベストを使用するのが1番
特にヒーター付ベストは温度調整ができるので、状況に合わせて快適な温かさで使えるところが良いですね
ホッカイロは温度調整ができないところが不便ですが、低コストで携帯性も抜群なので冬の釣りの必須アイテムになります
対策3. 足元の冷えには防寒フットウェアや保温性の高いソックスで対策
寒さ対策では見落としがちなフットウェアですが、フットウェアの防寒対策は重要です
なぜなら足元の冷えは全身の冷えにつながってしまうから
せっかくインナーやミドラーで保温対策をしていても、フットウェアの防寒対策をしていなければ効果が半減してしまいます
フットウェアの防寒対策は
- 防寒フットウェア(サーマルブーツやゴアテックスシューズ)
- 保温性が高いクロロプレンソックスや雪山登山用ソックスの着用
がおすすめ
ゴアテックスシューズは防風性能が高く保温性があるので、オールシーズン使える超優秀フットウェアなのです
対策4. 生地厚の厚いタイツの着用またはドライタイツの着用
これは水中に立ち込む渓流釣りや鮎釣りのケースになりますが、水中に立ち込む釣りは思った以上に体が冷えるので、生地厚の厚いタイツの着用や防水のドライタイツの着用で体温の低下を軽減しましょう
水温が低い場合に生地厚が薄いタイツを着用して水中に立ち込んでいると寒すぎて釣りになりません
選ぶタイツを具体的に説明すると
- ウェットタイツ(生地厚3mm以上)+クロロプレンソックス
- ドライタイツ・・・生地厚3mm以上(ドライタイツは2024年現在3mm以上のものしか無い)
となります
深く立ち込むのであればウェットタイツ+クロロプレンソックスの組み合わせで、立ち込んでも腰までというなら防水のドライタイツがおすすめ
ウェットタイツの生地厚を厚くしても、足首から先の部分の保温対策をしないと冷えてしまうのでクロロプレンソックスは必須アイテムです
タイツ選びを間違えてしまうと体の芯から冷えて体調を崩すリスクが高くなるので、水温の低い時期は必ず生地厚の厚いタイツ+クロロプレンソックスかドライタイツを着用しましょう
体が冷えると風邪をひきやすくなるし、腰、膝、足首を痛めやすいので、しっかり対策をしておこう
釣りのあとの疲労対策も重要
ここでは
- 安全に帰宅するための対策
- 翌日に残る疲れを軽減するための対策
で私が実践していることを解説していきます
車で安全に帰宅するために道中で仮眠を積極的にとること
釣りのあとの車の運転は疲労から眠くなってしまうことが多く非常に危険です
1番効果がある対策は仮眠をとること
眠ることにより体力回復と眠気の解消ができるので、疲労対策と安全対策を同時にできます
私の経験上、運転時間が1時間以上の場合は途中で仮眠をしたほうがいいと感じます
眠気覚ましのドリンク剤やガムを噛むという対策もありますが、釣りの疲労からくる強烈な眠気には太刀打ちできないことが多いので、眠たい時にはおとなしく寝ましょう
車の運転時の腰痛対策にはマッサージクッションが有効
釣りで足腰を酷使したあとの車の運転では腰が痛かったり、だるかったりしてツライと感じる人は多いんじゃないでしょうか?
それを解消できるのがマッサージクッションで、車の中で背中~腰をケアすることができます
私はマッサージクッションを使うようになってから、運転中の腰痛を大幅に解消することができたので、今では欠かす事のできないアイテムになっています
私が使用しているのはNAIPOの「ヒーター付きマッサージピロー」で揉み味は結構パワフル
使用上の注意点は「車の運転中は使用しないこと」
その理由については記載がありませんでしたが、私は以下の2点が理由だと推測しました
- マッサージ中は意識がマッサージされている部分にいくので運転中の注意力が散漫になり危険
- マッサージの揉み玉が硬いので追突などの事故にあった時に重大なケガになりそう
安全に使うために必ず注意事項は守りましょう
私は釣りが終わった後の出発前に使用して、途中の休憩時にも使用するようにしているよ!
マッサージクッションは車運転時の腰痛に悩んでいるなら、ぜひ試してみてほしいアイテムです
翌日の疲れを軽減するため寝具にこだわろう
快適に睡眠ができる環境を整えることは釣りのあとの疲労回復だけではなく、日常の疲れをとるために非常に重要です
- 敷布団(マットレス)
- 掛布団
- まくら
- パジャマ
の4点を見直すことで快適な睡眠環境を手に入れましょう
敷布団(マットレス)
睡眠中の疲労回復のためには敷布団(マットレス)が1番重要なので、寝具を見直す時は敷布団(マットレス)の買い替えを最優先で検討するのがおすすめです
高機能な敷布団(マットレス)の効果は
- 腰痛になりにくい(体圧分散機能が優れている)
- 寝返りが楽
- 寒くなりにくい
- 暑くなりにくい
というように体に負担をかけずに快適に寝ることができるので疲労回復は大きいと言えます
敷布団(マットレス)はお試しで使えるものを選ぶのがおすすめ
ある程度高い買い物だし、実際に使ってみないと合うか分からないので、無料お試し期間を設けているものから選ぶのがよいでしょう
私は現在「コアラマットレス」というマットレスを使っていますが、120日のお試し期間があったので、安心して購入できました
掛布団
快適に眠るためには掛布団にもこだわりましょう
掛布団を選ぶ時のポイントは
- 保温性(気温が低い時も快適)
- 蒸れにくさ(不快な蒸れによる睡眠の妨げを低減)
- 重さ(軽いと寝返りがしやすく、体への圧迫感がなく快適)
どれを買っていいか分からないなら羽毛布団をおすすめします
保温性が高く、蒸れにくさもあり、非常に軽量なので快適な睡眠をサポートしてくれます
適応温度の範囲が広く長期間使用できるのも特徴で、私は室温5℃~20℃ぐらいまでは羽毛布団1枚で快適に寝ることができています
羽毛布団は機能面でも耐久性の面でも優れていて、5万円以上する高価な羽毛布団を買っても10年以上使えることを考えるとコスパが良いのでおすすめです
パジャマ(リカバリーウェア)
疲労回復を狙うなら「一般医療機器」の表記があるパジャマ(リカバリーウェア)がおすすめ
一般医療機器「家庭用遠赤外線血行促進用衣」の表記があるリカバリーウェアは血行促進効果があるので
- 疲労回復
- 血液の流れの改善
- 新陳代謝促進
- むくみの改善
- 肩、腰などの筋肉のコリの改善
- 冷え性改善
などが期待できます
私はTENTIALの「BAKUNE」というリカバリーウェアを着て寝ていますが
- 生地が滑らかで着ていて気持ちが良く、寝返りがしやすい
- よく寝れる
- 寒くない
というような効果を実感していて、寝る時の必須アイテムになっています
気持ちよく寝て、疲労回復をするなら一般医療機器の表記があるリカバリーウェアを選びましょう
釣りのあとの疲れを軽減するだけでなく、日常的に体をケアできるようになるのでリカバリーウェアは買って良かったと思える商品
まとめ:疲労は体調と安全に影響するので、しっかり対策しよう
釣りによる疲労は体調不良や事故の原因になり、自分だけでなく周りの人に迷惑をかけてしまうこともあります
場合によっては命にかかわる事もあるので疲労対策は重要です
年をとると疲労がたまりやすく、取れにくくなるので、この記事で紹介した身に着けるアイテムや寝具で疲労対策をしてみてはいかがでしょうか?
特に寝具は釣りの疲労に限らず、日常の疲れを軽減できるので非常におすすめ!
この記事の疲労対策を実践して、釣りをより快適に楽しめるようにしてもらえたら幸いです