磯用のフットウェアは年々進化して履き心地やグリップ力も向上して快適になってきました。
しかしながら、
- 磯は良い足場がないので足が痛くなりやすい
- 靴の中で足が滑って不快だし疲れる
- 足や膝への負担が大きい磯で負担軽減できるアイテムが欲しい
このように思っている人も多いはず。
磯での釣りはデコボコした岩場の移動だったり、足場の悪い場所で立ちっぱなしの状態だったりで足や膝への負担は相当なもの。バランスも崩しやすく足をひねったり転倒したりするリスクもあります。
磯は立っているだけでも非常に疲れるので、私はフットウェアのインソールは買った時のものをそのまま使わずに、別に購入したものを使って足腰の疲労軽減対策をしてきました。
この記事では、私が約2年愛用している「シダス アウトドア3D」のインソールの使用感、効果、ほかのインソールとの違いについて徹底解説していきます。
この記事を読めば、なぜ「シダス アウトドア3D」のインソールが足場の悪い磯で使うのにおすすめなのかがわかります。
足や膝への負担を軽減して、磯で快適に活動したい方は最後まで読んでみて下さい。
結論:シダス アウトドア3Dは磯を安全に歩くのをサポートし、足腰の疲労を軽減してくれるインソール
私は磯に行く時は必ず使っていて、とてもおすすめできるインソールです。
「シダス アウトドア3D」は登山などの未舗装路用のインソールのため、デコボコして平坦な足場がほとんどない磯でも効果を十分に発揮してくれます。
優れたクッション性と踵の安定感が特徴で、このインソールにしてからは足腰の疲れを軽減することができるようになりましたね。
通常のインソールだと
- 不安定な足場でバランスを取るために踏ん張る
- 踏ん張った時にフットウェアの中で足が滑る、またはぐらつくので、さらに力を入れてバランスを取る
というように、余分に力を使って疲れてしまいますが
「シダス アウトドア3D」のインソールは
踏ん張った時に滑らないし、踵が安定してぐらつかないので余分な力を使わず、疲れが軽減できます。
価格は高めですが、色んなフットウェアに入れ替えて使うことができるので買う価値あり!
シダス アウトドア3Dの使い方とカット方法
インソールが取り外しできるタイプなら、元々入っていたインソールを取り外して「シダス アウトドア3D」を入れますが、インソールが取り外しできないタイプは、そのまま「シダス アウトドア3D」を入れてしまいます。
その時に「シダス アウトドア3D」が大きくてフットウェアに合ってない場合は、カットしてフットウェアにきちんと入るように調整しましょう。
インソールが取り外しできるタイプと取り外しできないタイプで、カットの手順が異なります。
インソールが取り外しできるタイプのカット手順
- フットウェアのインソールを取り外す
- シダス アウトドア3Dの裏側から重ねる
- はみ出ている部分をカットする
インソールが取り外しできないタイプのカット手順
- シダス アウトドア3Dを強引にフットウェアに入れる
- インソールのつま先部分を押さえてフットウェアに合う部分に跡を付ける
- 付いた跡を目安にカットする
インソールをフットウェアに完璧に合わせたいなら、少しカット⇒インソールを入れて確認⇒少しカットと繰り返しましょう。
しかし私はインソール機能の肝は踵~土踏まず部分だと思っているので、大雑把にカットしてつま先部分が多少短くなっても全く気にしてないですね。
インソールを入れた時のフィット感に注意する
インソールが取り外し可能なフットウェアはほぼ大丈夫ですが、インソールが取り外しできないタイプはインソール分底上げされるのでフィット感がタイトになります。
そのため、インソールが取り外しできないタイプに入れる場合は、試しに他のフットウェアからインソールを取り外して入れて履いてみましょう。
全く一緒な感じにはなりませんが、どんな感じになるかが大まかに分かるので、「インソールを買って入れてみたらキツくて履けなくなった!」ということを回避できます。
シダス アウトドア3Dのメリット3点
アウトドアで使うことを前提に作られている「シダス アウトドア3D」は
- 踵のホールド力が高く不安定な足場でも安定する
- 適度なグリップ力で傾斜のある足場でもフットウェアの中で足が滑りにくい
- アウトドアでの使用でも安心のクッション性能
以上3点のメリットを備えているのが他のインソールと違うところで、磯で使うのにも適している理由です。
では、各メリットについて詳しく解説していきます。
①踵のホールド力が高く安定する
「アウトドア3D」を選ぶ一番の理由が「踵のホールド力」。
優れた踵のホールド力で踵部分がブレにくく安定し「立つ」「歩く」時に強力にサポートしてくれます。
そのため不安定な磯でも余計な力を使うことなく踏ん張ることができるので、疲労軽減に効果を発揮してくれるのです。
特に長時間磯で釣りをする場合に、踵のホールド性能の良し悪しが疲労度合いに大きく影響してくると実感しますね。
②適度なグリップ力で足がフットウェアの中で滑りにくい
適度なグリップ力を実現させているのが「マイクロファイバー」のトップシート
起毛素材なのでフットウェアの中で滑る感じは全くしません。
傾斜の多い磯ではインソールにグリップ力があると余計な力を入れずに踏ん張れるので、足が楽なのです
平坦なところが少ないアウトドアで使うことを前提に作られているだけあって、よく考えて作られていると感じますね。
「アウトドア3D」は海外モデルと日本モデルで仕様が異なる
アウトドア3D」のインソールは海外モデル(並行輸入品)と日本モデルがあり、インソールのトップシートの素材が異なります。
シダスジャパン(株)様に問い合わせてみたところ以下の違いがあるとの事です。
モデル | 商品番号 | トップシート素材 | 備考 |
---|---|---|---|
日本モデル | 3153781~ | マイクロファイバー | ふわっとした素材 |
海外モデル | 310891000~ | ゴートバックPU | もきゅっとした素材 |
私は海外モデルと日本モデルのどちらも持っていますが、滑りにくさではマイクロファイバー素材のものが上なので日本モデルの方が好みですね。
日本モデルは国内正規販売店で取り扱っている商品で、購入後に不具合があった場合にも対応可能ですが、海外モデルはシダスジャパン(株)様の取り扱い商品ではないため保障や返品、交換ができないとの事です。
インソールの種類によっては素材やラスト(足型)が異なる場合があるとの事なので、下の画像のような「シダス正規販売店マーク」がある販売店で購入することをおすすめします。
購入するなら日本人向けの設計で保障や返品、交換ができる日本モデルが安心!
③少し厚みがありクッション性が高く、突き上げ感も軽減
アウトドア用のインソールなのでクッション性が高いのも特徴。
ゴツゴツした磯から受ける衝撃を和らげて、足や膝への負担を軽減してくれます。
足への突き上げ感が強いスパイクソールを使っている人には是非使ってみて欲しいインソールです。
特にリーズナブルなフットウェアのインソールを「アウトドア3D」に交換すると履き心地が大きく改善するよ!
シダス アウトドア3Dの唯一のデメリットは「価格が高い」
客観的に見るとインソールに約5千円出すことに抵抗がある人は多いはず。
しかし約5千円のインソールを買って交換するだけで、フットウェアの快適性が爆上がりして、疲れにくくなり、長時間快適に釣りができるようになるなら安いと思いませんか?
性能的には文句なしのインソールなので、私的には高いとは思いませんし、他のフットウェアに入れて使うこともできるので、コスパは非常によい商品だと思っています。
5千円あれば他の釣具を買った方が良いと思う人が多いと思うけど、インソールを変えると本当に快適になるので、思いきって買ってみて欲しい
【画像付】シダス アウトドア3Dの各部分を解説
私は実際に使用しているので、細かい所を解説していきます。
トップシートはマイクロファイバー起毛素材で滑りを抑えます。
前足部分にはムレ防止のための細かい通気口があります。
土踏まず部分は、少し膨らんでいるぐらいで、あまり高さはありません。
踵から土踏まずにかけては硬さの違う素材を組み合わせています。
- 迷彩柄部分・・・柔らかめ
- 黄緑部分・・・硬め
硬めの部分は握っても簡単に変形しない硬さがあり、この部分があるおかげで不安定な足場でも踵から土踏まずの所がしっかりと安定するのだと推測。
シマノの純正インソールはフニャフニャで簡単に変形してしまうので、全く違いますね。
踵部分は高さがあり、しっかりと踵をサポートしてくれます。
踵部分の裏側にある黄色い処がソフトEVAパッドでかなり柔らかいです。このパッドが踵にかかる衝撃を和らげてくれます。
前足の部分は全体が柔らかめの素材を使用。フットウェアの大きさに合わせてカットしやすいように5mm単位で線が引いてあります。
まとめ:シダス アウトドア3Dを使って磯の不安定な足場から足腰を守ろう!
磯釣りでの足腰の疲れを軽減し、快適に釣りをしたい人にとって「シダス アウトドア3D」はおすすめのインソールです。
特におすすめなのが、脚力やバランス感覚が衰えてきた中年以降の人。衰えてきた部分を「シダス アウトドア3D」でサポートしてあげましょう。
クッション性と安定性があるので、膝に不安がある人にも効果的。
磯釣りをより快適で長い時間楽しみたいなら「シダス アウトドア3D」は大きな助けとなってくれるはずです。