- ボビンホルダーってどれも同じじゃないの?
- 使えれば何でもいいんじゃない?
- セラミックと鉄で性能はどのように違うの?
鮎釣り仕掛けの作成時に使うボビンホルダーは結構重要なアイテム。使う根巻糸に合わせて適切なボビンホルダーを選ばないと簡単に切れてしまって快適に作業できません。
私は鮎釣りの自作を始めてから根巻糸を巻いている最中に糸が切れてしまったり、糸がからまって切れてしまったりと、仕掛け作りの最中にたくさんのトラブルを経験してきました。自作を始めてから20年以上になるので、今ではトラブルも少なくなってきましたが、それでも年に何回かは糸が切れたり、からまってしまいます。
この記事ではボビンホルダーの種類の違いと使っている素材の特徴を詳しく解説していきます。
この記事を読めば、最適なボビンホルダーを選ぶことができ、根巻糸を巻く時のトラブルを抑える事ができるようになります。
鮎釣り仕掛けの自作でトラブルを最小限に抑えて快適に仕掛けを作りたい人は最後まで読んでみて下さい。
結論:1つ選ぶなら「タックルインジャパン セラミックスーパーボビンホルダー」
おすすめする理由は2点
- 糸が通るノズル部分がセラミックで細糸でも切れにくい
- アーム部分にアーム部分への糸がらみを低減する「カラマン機構」が付いている
ノズル部分がセラミックのものは他のボビンホルダーでもあるんですが、アームへの糸がらみを低減する機能を持ったものはタックルインジャパンのセラミックスーパーボビンホルダーだけっぽいです。
以前はアームへの糸がらみ防止機構が付いていないボビンホルダーを使っていて、知らない内にアームに糸がからまってしまうことが度々ありましたね。
タックルインジャパンのセラミックスーパーボビンホルダーにしてからはアームへの糸がらみが激減して、快適に根巻糸を巻く作業ができるようになりました。
タックルインジャパンのセラミックスーパーボビンホルダーは細糸でも切れにくく、アームへの糸がらみが少ない快適なボビンホルダー!
セラミック製ノズルは細糸でも切れにくいが価格が高い
ボビンホルダーはノズル部分の素材がセラミックか鉄かの2種類のどちらかを採用しているものがほとんど。
先端部分に低抵抗なグラスビーズを内蔵しているものもありますが、ほぼセラミックか鉄だと思ってもらえればOKです。
それぞれの素材の特徴は
- セラミックノズル・・・極細糸の対応力が高く糸が切れにくいが値段が高い(ビーズ内蔵ノズルも同様)
- 鉄ノズル・・・極細糸対応力が低く糸が切れやすいが値段が安い
というようにメリットデメリットが真逆になります。
どちらかを買うなら細糸の対応力はセラミック製ノズルが断然上なので、セラミック製ノズルのボビンホルダーがおすすめ。
私はセラミック製ノズルで細糸を問題なく使っていて、鉄製ノズルで同じ細糸を同じように使っていると簡単に切れてしまうことが度々あったので、セラミックノズルは違うなと実感しましたね。
セラミック製ノズルは性能が高いですが、値段も高いのがネック。
タックルインジャパンのボビンホルダーで比較すると
- スーパーボビンホルダー(鉄製ノズル) 770円(税込)
- セラミックスーパーボビンホルダー(セラミック製ノズル) 1,980円(税込)
違いはノズル部分の素材だけなんですが、1,210円もセラミック製ノズルのボビンホルダーが高い。
特に伸縮性のある極細ナイロン糸を根巻糸に使う場合は絶対セラミック製ノズルのボビンホルダーが良いです
購入する時は鉄製ノズルのボビンホルダーと間違えないようにしましょう。セラミック製ノズルのものはノズルが白色と覚えておけば間違いないです。
糸がらみ防止機構があると糸がらみからの糸切れを防げる
アーム部分へ糸がからんでしまっても根巻糸は巻けることは一応できます。
しかし、からんでいると糸が出る時の抵抗が大きくなってしまい、極細ナイロン根巻糸を使っている場合は糸が切れるリスクが高くなってしまうのです。
特にナイロン糸の0.1号~0.2号までを使うなら、糸がらみ防止機構が付いているボビンホルダーが安心です。
私の場合は、がまかつのナノスムースコートの鈎でイカリ鈎を巻く時に、ナノスムースコート対応の「がまかつ ナイロン根巻糸 中(0.2号)」を使っているので、糸がらみ防止機構(カラマン機構)が付いているタックルインジャパンのセラミックスーパーボビンホルダーは非常に重宝しています。
テープ状に巻ける撚糸の根巻糸なら少々抵抗がかかっても切れるリスクは低いので気にしなくても大丈夫なので、テープ状に巻ける根巻糸しか使わないようであれば、糸がらみ防止機構がなくても全く問題ないでしょう。
参考までにアーム部分への糸がらみがどのようにして発生するのか解説していきます。
ボビンホルダー付近で糸のたるみが発生して上の図のような状態になった時に、糸を引き出すと・・・
上の図のようににアームに巻きついて・・・
アーム部分を経由して根巻糸を引き出すようになり、通常の状態より根巻糸にテンションがかかってしまいます。
上の図のように色付きの根巻糸なら糸がらみが分かりやすいんですが、細糸ナイロンの透明な根巻糸は糸がらみしていても一目で分かりにくいので、糸がらみ防止機構は非常にありがたい機構です。
糸がらみしていることに気づかず、ちょっと強めに巻こうとして根巻糸が切れたことは何回もあるので、極細根巻糸を使っている人は糸がらみに注意しよう!
使う根巻糸の種類によっては鉄製ノズルでも大丈夫
テープ状に巻ける撚糸の根巻糸を使うのであれば、鉄製ノズルのボビンホルダーでも問題ありません。
理由は撚糸のため強度が高く、多少強めにテンションをかけても簡単に切れることがないからです。
私は使う根巻糸によってボビンホルダーから入れ替えするのが面倒なので
- 細いナイロン根巻糸はセラミック製ノズルのボビンホルダー
- テープ状に巻ける撚糸根巻糸は鉄製ノズルのボビンホルダー
の2種類のボビンホルダーを使って鮎釣り仕掛けを作成しています。
鉄製ノズルのボビンホルダーは安価なので、撚糸専用として購入してもいいと思う。根巻糸入れ替えの手間がなくて作業効率がアップするよ!
セラミック製ノズルのボビンホルダーはコチラ↓
鉄製ノズルのボビンホルダーはコチラ↓
まとめ:どんな根巻糸にも対応できる「セラミックスーパーボビンホルダー」が最高
2024年9月現在のところ、どれか1つボビンホルダーを買うなら間違いなく「タックルインジャパンのセラミックスーパーボビンホルダー」でしょう。
極細糸対応で糸がらみ防止機構を備えたボビンホルダーは他にはないからです。
ボビンホルダーは破損するリスクも低く、1つ買えば長く使えるアイテムなのでボビンホルダーとしては少々高いですが、「タックルインジャパンのセラミックスーパーボビンホルダー」は買う価値があるアイテムと言えるでしょう。
ストレスなく根巻糸が巻けるボビンホルダーで、速く快適に鮎釣り仕掛けの自作をして欲しいと思います。