【サイトマスター ディグニティTi】タレックス製ガラスレンズ採用の偏光サングラスの性能を徹底レビュー!

【サイトマスター ディグニティTi】タレックス製ガラスレンズ採用の偏光サングラスの性能を徹底レビュー!
  • ガラスレンズって重いんでしょ?
  • プラスチックレンズとガラスレンズはどう見え方が違うの?
  • 実際に使ってみた感想が知りたい

偏光サングラスでガラスレンズを採用しているメーカーと言えばサイトマスターぐらいですが、ガラスレンズと聞くとこのように思われる人が多いんじゃないでしょうか?

ガラスレンズはメリットとデメリットを理解した上で選ばないと、せっかく買ったのにイマイチだったということになってしまうかもしれません。

私は磯釣りと鮎釣りを20年以上やってきた中で、プラスチックレンズとガラスレンズの両方を使ってきたので、両方のレンズのメリットとデメリットを身をもって体験してきました。

この記事ではディグニティTiを実際に使ってみて感じたことと、採用されているガラスレンズの性能についてレビューしていきます。

ディグニティTiの掛け心地や視界、ガラスレンズとプラスチックレンズとの違いについて分かる内容となっていますので、ディグニティTiとガラスレンズの性能が気になっている人は最後まで読んでみて下さい。

ディグニティTiは意外と軽量で性能が高い!とてもおすすめできる偏光サングラス

ディグニティTiを鮎釣りで1日中掛けてみて思ったことは

  • 重さは大して気にならない
  • 水中の見え方はプラスチックレンズと同じに感じる
  • レンズ面積が広いので視界が広く快適
  • 目の疲労感が少なく感じる

ガラスレンズ採用なので、重さは結構あるのかなと思っていましたが意外と気になりませんでした

実際に重量を量ってみると

ディグニティTiが30g

プラスチックレンズのZEQUEのアヴェンジエルフが26g

そのほかに持っているメタルフレームのプラスチックレンズのものも25gと28gで2g~5gの差でしかなかったので、ディグニティTiをかけても「明らかに重たい」と感じることはなかったですね。

ばくぺこ
ばくぺこ

「ガラスレンズだから少し重いよ」と言われなければ気づけない重量差だと思う

プラスチックレンズと見え方は全く同じですが、視界が広くて快適だし、釣りの後の目の疲労感は少なく感じるので、非常に優秀な偏光サングラスです。

ガラスレンズはプラスチックレンズと比べるとキズが付きにくく、耐久性も高いので長く使えるのも良い点。

「とにかく偏光サングラスは軽さ重視!」って人にはおすすめしませんが、重さはあまり気にしないがレンズ性能を優先したいという人に、とてもおすすめできるのがディグニティTiです。

ティムコ サイトマスター ディグニティTi

ガラスレンズとプラスチックレンズの性能差

一般的にガラスレンズとプラスチックレンズの性能差は以下のように言われています。

ガラスレンズプラスチックレンズ
視界のクリア度とても良い良い
耐キズ性能とても良い良い
重さ重い軽い
耐衝撃性弱い良い
カラーバリエーション少ない多い
レンズの歪み全くないある
耐久性とても良い良い
価格高い普通

ガラスレンズは性能が良いところと悪いところが完全に分かれますが、プラスチックレンズは全ての性能において弱点がなく非常にバランスが取れています。

プラスチックレンズの歪みの程度はレンズの素材にも関係してくるし、加工してフレームにはめる人の技術力にも左右されるので全てのプラスチックレンズに歪みがあるとは言えませんが、多少の歪みがあると思った方がいいです。

ばくぺこ
ばくぺこ

ガラスレンズに比べるとプラスチックレンズは柔らかいので、フレームにはめ込んだ時の力で僅かに曲がって歪みが出てしまう

ガラスレンズとプラスチックレンズの見え方は変わらない

ディグニティTi(ガラスレンズ ライトブラウン)の見え方
タレックスのプラスチックレンズ トゥルービュースポーツの見え方

ガラスレンズはプラスチックレンズと比較すると視界がクリアだとか、よく見えるとか思っている人がいるかもしれませんが、私的には見え方は全く変わらないと思いました。

実際に鮎釣りの時にガラスレンズのディグニティTiとタレックス製のプラスチックレンズのものを持って行って、使い比べて見ましたが違いを感じることはできなかったです。

実際にタレックスのホームページの”よくある質問”の【Q.レンズ素材によって見え方は変わりますか?】の回答に以下のような記載があります。

“TALEXレンズ” には、4種類のレンズ素材があります。厳密な比較では、ガラスとプラスチックに多少の差があると言われていますが、すべての素材に同様のオリジナル偏光フィルターを使用しているので、一般的な使用では見え方の違いはございません。

タレックス

釣りで使用する場合は、ガラスレンズとプラスチックレンズの見え方の違いは全くないということのようです。

レンズ面積が広いので視界が広く快適

左:ZEQUEのアヴェンジエルフ、右:ディグニティTi

ディグニティTiはメタルフレームのサングラスの中では、レンズ面積が広いサングラスです。

そのため、偏光レンズを通して見る視界が広いので非常に快適。

私が持っているレンズ面積が狭い別の偏光サングラスは、フレーム部分が視界に入りやすく気になることがありますが、ディグニティTiはレンズ面積が広いおかげでフレーム部分があまり気にならないので、対象物を集中して見ることができます。

レンズ面積をもう少し狭くすれば重量も抑えることができたんじゃないかと思いますが、視界の広さは妥協せずに、重量の部分はフレームの軽量化やバランスを重視することでカバーして、長時間掛けていても疲れにくい偏光サングラスを作り上げているのは凄いと思いますね。

ばくぺこ
ばくぺこ

サイトマスターは「見るための性能」を第一に考えているブランドだと思う

フレームの丁番はバネ仕様じゃないので調整は必須

私が持っているディグニティTi以外のサングラスは、丁番部分がバネになっているものが多く、買った状態で掛けても、ある程度はフィット感が良いのですが、ディグニティTiは丁番部分がバネになっていないので買った時の状態ではフィット感が非常に悪いことが多いでしょう。

いくらバランスのよいフレームでも自分の顔に合わせてモダン部分の曲げ具合を調整したり、テンプルの開き具合を調整したりしないと本来の性能を発揮できないですし、色々な所が痛くなって掛け続けることができなくなります。

私が最初にディグニティTiを掛けた時は、テンプル部分にこめかみを強く押さえられている状態だったので、メガネ屋さんで調整してもらいました。

ばくぺこ
ばくぺこ

サングラスは自分の顔に合うように調整してもらわないと快適に使えないので、新しく買った時は必ず調整してもらうべし!

ガラスレンズは歪みが全くないので、目の疲れが気になる人の救世主となるかも

ガラスレンズ採用のディグニティTiは歪みが全くない
歪みがあるプラスチックレンズは部分的に色が抜けている

ディグニティTiを1日中掛けていた後は目の疲れが非常に少なく感じます。

掛けている時は歪みを感じることはありませんが、プラスチックレンズはレンズの歪みが発生していることが多く、歪みが発生しているレンズを通して見ていると無意識のうちに目が疲れてきてしまいます。

レンズの歪みに敏感な人だと頭痛やめまいが起こることもあるようです。

ガラスレンズは歪みが全くないので、偏光サングラスを掛けていると

  • 目が疲れる
  • 頭痛がする
  • めまいがする

といった症状が出るなら、ガラスレンズを採用しているサイトマスターの偏光サングラスを試してみる価値はあるでしょう。

私はレンズの歪みに敏感という訳ではないと思っていますが、ガラスレンズの方が目が楽な感じがするので最近は釣りの時はガラスレンズの偏光サングラスを愛用するようになりました。

ディグニティTiのラインナップ

ディグニティTiは

  • ディグニティTi ソードシルバー
  • ディグニティTi マッドシルバーPRO

の2種類があり、フレーム、レンズ、価格に違いがあり、レンズカラーのラインナップも異なります。

フレームとレンズの種類の違い

ソードシルバーマッドシルバーPRO
フレーム
ヘアライン処理
  
SWRレンズ  

マッドシルバーPROはチタンフレームに光の反射を抑えるヘアライン処理が施されているのと、水や汚れが付きにくく落としやすい、加えてキズの付きにくい「SWRレンズ」が採用されています。

「SWR」とはSuper Water Repellentの頭文字で、日本語に訳すと【超撥水】という意味です。サイトマスターの公式サイトで以下のように説明があります。

従来のマルチコートを大幅に超える超撥水性能

フィッシングシーンでは避けることが出来ない、雨粒や海水などの水滴を正面からの風圧で弾き落とし快適な視界を長時間キープします。摩擦係数を低減する事によりレンズ表面に付着する「水分」を強力に弾き続けます。

 

ガラスレンズ表面の滑り性能大幅UPにより驚きのイージーケア&タフネスレンズに

真空蒸着という特殊製法による超撥水コートを無機質なガラスレンズに施すことで、レンズ表面に付着する「水」「砂埃・花粉」「塩」、また指先が接触した際に付着する「脂汚れ」を驚くほどほど軽い力で拭取ることが可能になり、拭取りの際に付くレンズ表面のキズなどのダメージを最小限に抑えることができます。SWRレンズは超撥水性能とともに驚きの耐キズ性能と圧倒的な耐久性を誇ります。

株式会社ティムコホームページより引用
ばくぺこ
ばくぺこ

私はマッドシルバーPROを使っていますが、レンズの汚れは簡単に落ちるので快適に使えます

レンズカラーのラインナップの違い

レンズカラーソードシルバーマッドシルバーPRO
イーズグリーン  
ディープブラウン  
ライトローズ  
ラスターオレンジ  
ライトブラウン/シルバーミラー  
ライトグレー/シルバーミラー  
イーズグリーン/シルバーミラー  
スーパーライトブラウン  
スーパーライトグレー  
スーパーセレン  

ソードシルバーはレンズカラーが10種類あるのに対して、マッドシルバーPROは4種類しかありません。

SWRレンズのものを買おうとするとマッドシルバーPROの方を買うしかないので、選択できるレンズカラーが4種類しかなく、選択肢が限られてしまうのが残念だと感じます。

マッドシルバーPROは価格が4,400円高い

採用しているレンズの違いなのか、マッドシルバーPROの方が価格が4,400円(税込)も高い設定。

ソードシルバー・・・35,200円(税込)

マッドシルバーPRO・・・39,600円(税込)

汚れにくい、汚れても簡単にキレイになる、キズが付きにくい、という機能に価値を感じるようならマッドシルバーPROがおすすめ。

重さは大して気にならない!フレーム形状が好みなら買う価値あり

レンズの重さがプラスチックレンズの倍あると言われるガラスレンズを採用しているディグニティTiは、買うまでは「どれだけ重いんだろう?」と思っていましたが、思ったより軽く、大して気になる重量差ではありませんでした。

見え方はプラスチックレンズより良いと期待していたので、実は感じることができる程の差がなかったと分かった時には残念でしたが、レンズの歪みがなく目にやさしいガラスレンズは水面を集中して見る釣り人をサポートしてくれる優れたレンズです。

チタンフレームを採用して淡水でも海水でも問題なく使えるディグニティTiは、フレーム形状が好みであれば買って満足できる性能を持った偏光サングラスと言えます。

今、偏光サングラスの買い替えを検討しているのであれば、是非ディグニティTiを候補に入れてみて欲しいと思います。

ティムコ サイトマスター ディグニティTi

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA