- 掛け鈎を楽に速く交換したい
- 競技会で勝つために手返しを速くしたい
- もっとたくさん鮎が釣りたい
鮎の友釣りで鈎交換は頻繁に行う作業。その度にベストのポケットを開けて鈎ケースを取り出して交換するのは面倒だと感じることはありませんか?
掛け鈎を交換している間は絶対鮎が釣れない状態なので、限られた時間で多くの鮎を釣るためには仕掛けを交換している時間は極力短くすることが必要です。
私は20数年鮎釣りをやってきて、色々な鈎ケースを使ってきましたが、「クイックフックチェンジャープラス」は今まで使ってきたどの鈎ケースよりも便利だと断言できます。
この記事は実際に私が使って「便利だな」と思ったタックルインジャパンの「クイックフックチェンジャープラス」のレビューをしていきます。
メリットデメリットを詳しく解説して、自分の鮎釣りに合うアイテムかどうかが分かる内容となっていますので、手返しを速くして、より多くの鮎を釣りたい人はこの記事を読んでみて下さい。
手返しを速くできるクイックフックチェンジャープラスは掛け鈎だけでなく、オモリ、背バリが収納できる便利なアイテム
鮎釣りで仕掛けを変更する機会が多い順に並べていくと
- 掛け鈎交換
- オモリの着脱
- 背バリの着脱
になるんじゃないでしょうか。
クイックフックチェンジャープラスは仕掛け変更が多いアイテムを収納することができるので、手返しが確実に速くなります。
特に効果を発揮するのが、【釣る時間が決まっている競技会】。
1秒でも速く仕掛け交換を終えて、オトリを送り出し野鮎を掛けなければ良い結果を出せません。
各メーカーのインストラクターさんのように手返しが無茶苦茶速いのであれば、クイックフックチェンジャープラスのようなアイテムがなくても問題ないかもしれませんが、一般の鮎釣り師が競技会で1匹でも多く釣ろうとするなら、クイックフックチェンジャープラスのような時短アイテムを使うことは良い選択となるでしょう。
もちろん普段の釣りでも手返しが速ければ速いほど鮎を掛けることができる確率は上がるので、1匹でも多く釣りたいのであればクイックフックチェンジャープラスは大きな味方になってくれます。
クイックフックチェンジャープラスのメリット4点
メリットその1:鮎釣りで1番交換することが多い、掛け鈎の交換時間を短縮できる
鮎釣りで1番多い「掛け鈎の交換作業」の時短ができるのがクイックフックチェンジャープラスの1番のメリット。
ポケットに入れるタイプの鈎ケースとの手順を比較すると
- クイックフックチェンジャープラスを開く
- 掛け鈎を取り出す
- クイックフックチェンジャープラスを閉じる
- サカサ鈎に掛け鈎を取り付ける
ポケットに入れるタイプの鈎ケースを使った場合
- ベストのポケットを開く
- 鈎ケースを取り出す
- 鈎ケースを開く
- 掛け鈎を取り出す
- 鈎ケースを閉じる
- 鈎ケースをポケットに入れる
- ベストのポケットを閉める
- サカサ鈎に掛け鈎を取り付ける
クイックフックチェンジャープラスはポケットに入れるタイプの鈎ケースと比べて半分の工程で済みます。
時間的には10秒程度クイックフックチェンジャープラスのほうが速くなるでしょう。
入れ掛かりの時に掛け鈎交換が必要な場面では、交換にかかる時間を短縮できることにより、良いリズムを崩すことなく鮎釣りができるというメリットもありますね。
メリットその2:オモリの収納数は少ないが使いたい号数のオモリをすぐに取る事ができる
クイックフックチェンジャープラスはオモリも収納することができるケースで、0.5号、0.8号、1号、1.5号、2号のオモリがそれぞれ1個ずつ収納できます。
号数別に並べておけば、すぐに使いたい号数のオモリを取ることができるので非常に便利。
ベルトに付けるタイプのオモリポーチは大小色々な大きさのオモリがポーチの中でごちゃ混ぜになるものがほとんど。
そのため使いたい大きさのオモリをポーチの中から探す作業が必要となり、オモリを取り出すのに時間が掛かってしまいます。
クイックフックチェンジャープラスを使うとオモリ選びも非常にスムーズに行うことができるので非常に楽ちんです。
私はクイックフックチェンジャープラスに収納しているオモリを常用して、オモリポーチに入っているオモリは予備という使い方をしています。
メリットその3:背バリの収納もできる細かい工夫が素晴らしい
クイックフックチェンジャープラスはケース内側にマグネットを両面テープでくっつける仕様になっていて、背バリをマグネットにくっつけて収納できます。
取り出す時はマグネットにくっついている背バリを引っ張ればすぐ取れて、収納する時はマグネットに近づければくっついてくれるので非常に便利です。
今までは背バリは鈎ケースのスポンジ部分に刺して収納していましたが、掛け鈎の糸が邪魔になって取り出しにくく、収納する時もスポンジ部分に刺すのがやりにくかったので、クイックフックチェンジャープラスを使って楽に収納と取り出しができるようになりました。
背バリをよく使う人は絶対にクイックフックチェンジャープラスを使うのがおすすめ!
メリットその4:コンパクトなケースなのでベストに付けていても邪魔にならない
約8cm×5cm×3cmのケースなので非常にコンパクトです。
ベストに付けていて釣りをしていても邪魔にならないので、ケースの存在を気にすることなく釣りに集中できます。
コンパクトなため掛け鈎やオモリを収納できる数は限られますが、掛け鈎は1日やる分には十分な量が入りますし、オモリは紛失したら予備のオモリから補充するようにすればいいので、困ることは少ないでしょう。
クイックフックチェンジャープラスのデメリット2点
デメリットその1:収納できる鈎は限られるので複数の種類の鈎を使う人には容量不足かも
複数の種類や複数の号数の鈎を収納しようとするとやはり容量不足。
3本イカリや4本イカリであれば7号ぐらいの大きさなら16本程度が入る上限かなと感じます。
私の使い方を紹介すると
- 中期までのの16cm~23cm程度の鮎に使う4号から7号ぐらいのメインで使う鈎はクイックフックチェンジャープラスへ収納
- 後期の大鮎用の9号以上の大鈎は別の鈎ケースに入れる
- ヤナギやチラシなども別の鈎ケースに入れる
というような使い方をして、使う頻度の多い鈎はクイックフックチェンジャープラスに収納して使っています。
特に9号や10号の鈎は数本しか入らないので、大鮎用の鈎を収納するには向いていません。
あまり出番のない鈎はポケットに入れるタイプの鈎ケースに入れて使うのが良いでしょう。
デメリットその2:ケースからはみ出たハリスが少し邪魔になる時がある
ハリスはケース内で丸めてケースの外に出ないようにすることもできますが、私は面倒なのでケースの外にハリスの端が出た状態で使っています。
ハリスが長いとケースからはみ出したハリスがベストのファスナーを開閉する時に挟まってしまうことがあるので、その時は少し邪魔だなと感じますね。
クイックフックチェンジャープラスを付ける位置を調整して、なるべくケースからはみ出たハリスがファスナー部分に巻き込まれないようにしましょう。
クイックフックチェンジャープラスのと価格と仕様
クイックフックチェンジャープラスの価格とサイズとカラーは以下の通り
- 価格・・・2,200円(税込)
- サイズ・・・縦53mm × 横80mm × 厚さ28mm
- カラー・・・ブラックとホワイトの2色
価格は容量を考えると少し高めかなと感じますがベストに装着するためのマウントがある分コストがかかってるので、これぐらいの価格帯なのでしょう。
ポケットに入れるタイプの鈎ケースは1,500円~3,000円ぐらいなので価格だけ見ると安い方の部類になりますね。
マウントパーツの上からスライドさせて本体ケースを取り付けます。
マウントパーツ上部はピンでベストに止める仕様。
マウントパーツ下部はタックピンでベストの内側から固定すればケースをしっかりベストに固定できます。
カラーはブラックとホワイトの2種類。
まとめ:クイックフックチェンジャー プラスは釣果アップ間違いなしの便利アイテム!
掛け鈎の交換は素早く楽にすることができて、オモリは使いたい号数をサッと取り出せて、背バリの取り出しと収納も素早くできる。
クイックフックチェンジャープラスは手返しの向上と合わせて釣り人が楽にストレスなく仕掛けを交換できるようにしてくれるアイテムです。
素早く仕掛けを交換、変更することにより鮎が掛からない時間を短縮すると同時に鮎釣りで大事なリズムが崩れるのを防ぐ効果もあるので、釣果アップにつながることは間違いありません。
1匹でも多く鮎を釣りたい人は是非クイックフックチェンジャープラスを使ってみて欲しいと思います。